2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 平和, 人権, 福祉

本校は、SDGsの達成に向け地域や社会との交流を通して、人と人、人と地域社会、過去・現在と未来とのつながりを理解し、自分人との関わりを深め、これからの持続可能な社会を拓く姿勢を身につけた生徒の育成を目標とした。

具体的には、福祉学習、地域探究学習、生き方学習を柱に、①高齢者福祉に係わる学習、②地域の課題を解決する学習、③これからの自分像を考える学習を実施した。

① 高齢者福祉に係わる学習(福祉学習) SDGs 3,11,17

これからの社会を生きていくうえで、思いやりの心や豊かな人間性を育てていくこと、生涯にわたってかかわる福祉の問題に対して、積極的に関わる姿勢や支援する態度を身につけていくことをねらいとして福祉学習を行った。高齢者施設からGTを招いて講話及び体験学習を仕組むことで、高齢者福祉のあり方について学んだり、車椅子を使った介助体験を行ったりすることを通して、これからの自分ができること、心がけることについて考え、自分たちにできることをレポートにまとめて発表した。

② 地域の課題を解決する学習(地域探究学習) SDGs 8,9,11

大牟田市の活性化に向けて、大牟田の良さや課題を見いだし、これからの大牟田市のことについて考えることができるようになることをねらいとして地域探究学習を行った。大牟田市を「これからも誰もが住みたい町」にするために、世界遺産文化財、観光・まちづくり、伝統工芸・文化について調べ、大牟田市のよさを載せたリーフレット作成する活動を行った。さらに、修学旅行で訪れた京都との比較を通して、大牟田の課題について考え、これからの大牟田市についてレポートにまとめていった。

③ これからの自分像を考得る学習(生き方学習) SDGs 4,8,17

働く意味や社会との関わりを考え、キャリア教育の基礎的・汎用的な能力を育成するとともに、将来の自分像を思い描くことを狙いとして生き方学習を行った。「卒業生に学ぶ会」で、卒業生をGTとして招き、中学生の時に大切にしていたこと、今の自分から中学校時代の自分に対して思うことなどを聞き、質問や意見の交換をすることで、自分の生き方について考えることができた。また、「マナー講座」においてGTを招き、社会人としてのマナーや立ち居振る舞い、社会との関わり方についての学習を行った。その後は、進路選択の支援となる活動へとつなげ、進路実現に向けた取組を行った。

来年度の活動計画

目標 持続可能な社会を拓く生徒の育成

1年生 福祉学習(SDGs 3,11,17)

・福祉に関する個人の責任と役割を考え、ボランティア活動等に関わる態度の育成

・疑似体験活動を通した、自己の特性や資質の発見

2年生 地域探求学習(SDGs 8,9,11)

・地域に関する個人の責任と役割を考え、地域、伝統文化を理解し、積極的に後継しようとする態度の育成

・地域の未来や自己の生き方に対する考察

3年生 生き方学習(SDGs 4,8,17)

・将来の生きがいのある生活を実現するために、自分で進路を選択決定していこうとする態度の育成

・働く意味や社会との関わりに対する考察

 

○ 各教科、道徳、総合的な学習の時間、特別活動の全ての教育活動を通して、地域とのつながり(ひと・こと・もの)を大切にする。

○ 大牟田SDGsを踏まえた松原SDGsの推進【具体的な活動内容】

残食0運動(SDG 2) 疑似体験学習(SDG 3) 学習発表展示(SDGs 4)

全校クリーンアップ(SDG 11) 人権、平和学習(SDG 16)