2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 人権, 福祉, 食育

本校は、SDGsの達成に向け地域の人や社会との交流を通して、人と人、社会や自然とのつながりを理解し、関わりを深められるような学習を仕組み、持続可能な社会を拓く生徒の育成を目標とした。

具体的には、福祉学習、地域探究学習、生き方学習を柱に、①認知症や高齢者に係わる学習、②地域の課題を解決する学習、③進路学習を実施した。

①認知症や高齢者との接し方学習(福祉学習) SDG3

福祉学習において地域社会の一員としての自覚を持ち、持続可能な社会のために福祉の面で自分にできることを考え行動することを目標として学習を行った。そこで、認知症や高齢者との接し方についての講話や認知症の絵本学習を通して福祉について理解を深めることができた。また、これらの学習で学んだ知識を生かして、自分たちにできることの行動宣言を行った。

②地域の課題を解決する提案をおこなう学習(地域探求学習) SDGs7,9,11

地域探究学習において、GTを招聘し、地域の文化・歴史や大牟田の現状を知り、大牟田が抱える課題を見つけ、その課題を改善する方法を考えたり、行動したりし、大牟田の未来についても興味関心を持って考えることができるようになることを目標として学習を行った。修学旅行で訪れた鹿児島の自然環境や歴史・伝統文化を学び、地域の人々と接することで、豊かな人間性や主体的な行動を身につけた。また、大牟田の課題解決につなげる情報を集め、持続可能な地域づくりについて考えたことをレポートにまとめ、環境面や防災・減災面を意識した持続可能な大牟田の街づくりプランを提案した。

③進路学習(生き方学習) SDGs8,17

「卒業生に学ぶ会」で、中学生の時大切にしていたこと、仕事のやりがいなど卒業生と議論することで、将来の生き方について深く考えることができた。また、「マナー講座」として、GTを招き、社会人としてのマナーや立ち振る舞いについて体験学習を行った。これらの学習を通して、働く意味と将来の計画を考え、キャリア教育の基礎的・汎用的な能力を育成することができた。その後は、進路選択の支援となる活動へとつなげ、進路実現に向けた取組を行った。

来年度の活動計画

目標 持続可能な社会を拓く生徒の育成

1年生 福祉学習(SDG3)、進路学習(SDG8,17)

・福祉に関する個人の責任と役割を考え、ボランティア活動等に関わる態度の育成

・疑似体験活動の中で、自己の特性や資質の発見  ・協働活動を通した絆づくり

2年生 地域探求学習(SDG7,9,11)

・地域に関する個人の責任と役割を考え、地域、伝統文化を理解し、積極的に後継しようとする態度の育成

・地域の未来や自己の生き方を考える     ・協働活動を通した絆づくり

3年生 職場体験学習(SDG8)、進路学習(SDG8,17)

・体験活動の中で、将来の生きがいのある生活を実現するために、自分で進路を選択決定していこうとする態度の育成。

・協働活動を通した絆づくり

○各教科、道徳、総合的な学習の時間、特別活動の全ての教育活動を通して、地域とのつながり(ひと・こと・もの)を大切にする。

○大牟田SDGsを踏まえた松原SDGsの推進【具体的な活動内容】

残食0運動(SDG2) 疑似体験学習(SDG3) 学習発表展示(SDG4)

全校クリーンアップ(SDG11) 地域文化探求活動(SDG7,9,11) 人権、平和学習(SDG16)