2022年度活動報告
本年度の活動内容
生物多様性, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 持続可能な生産と消費, 食育, その他の関連分野
本校は「WA!和!輪!『ふるさと』と『世界』をつなぐ米谷っ子」をテーマとし,実体験を通して地域や環境を大切にする態度や価値観を育てると共に,課題解決能力と自己有用感を高めることを目的として,生活科と総合的な学習の時間の学習を中心にESDに取り組んできた。
(1)授業での実践
本校は,2月の学習参観で生活科・総合的な学習の時間のまとめとして,保護者や他学年に向けて取組の発表をしている。今年度は特に「これまで調べたことを伝えたい」「相手に分かりやすく伝えるにはどうすればいいか」という思いを持たせるような,単元を通した「まとめ・表現」方法の工夫を行うとともに,探究的に学習へ取り組ませることで,児童の「実感を伴った学習」と「実践力」の向上を図った。2年生の「みんなでつかうまちのしせつ」では,ワークシートの内容を集約する「板書ボード」の掲示,3年生の「紹介します!わたしたちのまち「米谷」」では,話合いの手順を示した「話合いカード」の活用など,「気付きや発見,自分の考えをまとめさせる工夫」「相手意識や目的意識を明確にし,伝え合わせる工夫」を取り入れた。
(2)SDGsを意識した全校での取組
広い視野と新しい価値観を児童に持たせ,持続可能な社会の担い手を育てる手立てとして,日常の学習や活動の中でSDGsを意識させる場面を設定した。
【米谷っ子大作戦】
夏休みや冬休みなどの長期休みに各自でSDGsを意識した取組を行った。自分の取組を学級内で共有し,類型化した掲示物を学年ごとに貼り出してまとめた。それを全校で見合い,感想付箋を貼り合うことで,SDGsに対する理解がさらに深まり,自分たちにできる取組について考え直すよい機会となった。
その活動をきっかっけに,ペットボトルキャップ800個でポリオワクチン1人分になることを知り,児童会を中心にキャップを集め,寄付する活動を行った。
来年度の活動計画
今年度の実践の見直しを行い,児童の更なる価値観の変容・行動の変容を図る。また,SDGsについての理解を深めさせ,児童が主体的に活動する場を設定する。
・校内研究での授業研究と実践
・SDGsの目標を意識した全校での活動や教科での学び
(「米谷っ子大作戦」,「児童会主体のペットボトルキャップ集め」の継続 等)
・「新しい生活様式」の中での,活動の工夫や見直し
(オンラインの活用 等)
・学習参観や学校HP等での学びの発信