2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 持続可能な生産と消費, その他の関連分野

本校は「WA!和!輪!『ふるさと』と『世界』をつなぐ米谷っ子」をテーマとし,実体験を通して地域や環境を大切にする態度や価値観を育てると共に,課題解決能力と自己有用感を高めることを目的として,生活科と総合的な学習の時間の学習を中心にESDに取り組んできた。

(1)授業での実践

本校は2月の学習参観で生活科・総合的な学習の時間のまとめとして,保護者や他学年に向けて取組の発表をしている。今年度は特に「もっと知りたい」「さらに詳しく調べたい」という意欲を持たせるような,単元を通した課題解決方法の工夫を行うとともに,探究的に学習へ取り組ませることで,児童の「実感を伴った学び」と「実践力」の向上を図った。2年生の「生き物なかよし大作戦」では,「生き物マップ」や「生き物コーナー」の設置,3年生の「紹介します!わたしたちのまち「米谷」」では,「活動展開図」の掲示,5年生の「米谷でやっぺし」では,「ヒントカード」などの提示など多様な調べ活動の工夫や児童の五感に訴える体験活動の場を設定した。

 

(2)SDGsを意識した全校での取組

広い視野と新しい価値観を児童に持たせ,持続可能な社会の担い手を育てる手立てとして,様々な学習や活動の中でSDGsを意識させる場面を設定した。

①米谷っ子大作戦

長期の休み(夏休み等)に各自でSDGsを意識した取組を行った。自分の取組を学級内で共有し,類型化した掲示物を学年ごとに貼り出してまとめた。それを全校で見合い,感想付箋を張り合うことで,SDGsに対する理解がさらに深まり,自分たちにできる取組について考え直すよい機会となった。

②米谷っ子集会

月に1回程度,朝の活動で,全校でSDGsに関連した活動を行ったり,学年での取組を紹介したりしている。感染症予防のため全体で集まれない場合には,全校で共通のテーマの下,各学級で話合いを行っている。

来年度の活動計画

今年度の実践の見直しを行い,児童の更なる価値観の変容・行動の変容を図る。また,SDGsについての理解を深めさせ,学習したことを外部に発信できるよう,児童が主体的に活動する場を意図的に設定する。

・校内研究での授業研究と実践

・SDGsの目標を意識した全校集会や教科での学び

(米谷っ子大作戦・米谷っ子集会の継続 など)

・「新しい生活様式」の中での,活動の工夫や見直し

(オンラインの活用 など)

・学習参観やHP等での学びの発信