2021年度活動報告
本年度の活動内容
国際理解, 平和, 人権, 持続可能な生産と消費, 貧困, その他の関連分野
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SDGsの視点を取り入れ、「地域学」を中心に据えた総合的な学習の時間の展開
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学校と地域が連携した難民地域への古着を提供するボランティア活動
【ねらい】
本校では、教育活動の総合的な学習の時間と道徳、宿泊的行事を一体に捉えた平和教育を推進するなど、主体的な活動を中心に据え、ESDとSDGsを双方から考えた教育活動を進めている。
そのねらいは、他人との関係性、社会との関係性を意識付けることにより「関わり」「つながり」を尊重できる個人を育むことにある。また、SDGsとして掲げられている目標達成に向け、中学生が主体的に取り組める活動として、ユニクロと連携し、難民地域への服の提供の取組を通して考える機会を設定した。これもまた、SDGsの観点から、他者への意識や関係を考えることによって、ESDを実現しようとするねらいがある。
今年度はコロナ禍によって宿泊研修地の変更を余儀なくされたことから平和教育について重点化することができなかった。しかし、地域についてSDGsの視点で取り組むことを中心に据えた、総合的な学習の時間をブラッシュアップすることができたことから、ユネスコスクールとしての活動は十分果たせたのではないかと考える。
【活動の内容】
これまで同様、本校が取り組んだ活動の中心は生徒の主体的な取組であり、今年度は大きく2つの取組を実施した。
<SDGsの視点を取り入れ、「地域学」を中心に据えた総合的な学習の時間の展開>
本校では前期課程より地域を見つめて自分の考えを発信する「くしろ学」から始まり後期課程では「釧路再発見(地域の見つめ直し)」「釧路パワーアクション(地域人からの学び)」「釧路マスタープラン(地域への発信)」を通して地域を学び発信する活動を行っている。その中の釧路マスタープランでは、地域の現状とSDGsを関連させながら課題を見つけ、その解決策を構想し提案する一連の流れを計画・実行してきた。生徒はSDGsの視点から地域を見つめ続け主体的に課題を捉え、その課題を解決するために調査活動を行い、解決策を提案する学習を実施し、12月の総合シンポジウムでは地域の方に改善案を提案し、意見をもらうことができた。
<学校と地域が連携した難民地域への古着を提供するボランティア活動>
今年度、ユニクロと連携し、出前授業を実施した上で、本校生徒に呼びかけをしてボランティア推進委員約30名を中心に、SDGsの1貧困を泣くそう、10人や国の不平等をなくそう、12つくる責任つかう責任、17パートナーシップで目標を達成しようを意識した活動を行った。
推進委員は、広報活動計画を立て、実際に近隣の施設への訪問、そして校内への呼びかけを行い、地域をはじめとする多くの方に対してSDGsの視点から持続可能な開発および持続可能なライフスタイルについて示し、古着の収集の協力を得ることができた。
来年度の活動計画
5月 総合的な学習の時間「釧路マスタープラン」スタート
6月 服のプロジェクト出前授業&活動開始(推進プロジェクトチーム結成)
7月 服のプロジェクト地域への呼びかけ開始
総合的な学習の時間「釧路マスタープラン」フィールドワーク
8月 服のプロジェクト回収
9月 フェスティバル(学校祭)において地域より服の回収
10月 参観日等での服の回収の呼びかけ
総合的な学習の時間「釧路マスタープラン」地域の方へ中間発表
11月 参観日等での服の回収の呼びかけ、発送
12月 総合シンポジウム開催 地域への提案