2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 世界遺産・地域の文化財等, 平和, 人権, 福祉

本校は、「『人間的な喜び』を積み重ね『夢を培う』学校」を学校理念としており、ESDを「協同学習・協働実践」へつながる活動ととらえ、その実践を通して思考・判断・表現力や地域に貢献する力を育成することを目標としている。今年度はコロナ禍で計画変更を余儀なくされ、今だからできることを考えて活動してきた。

具体的には、総合的な学習を中心として、①平和にかかわる活動、②減災・防災にかかわる学習を行った。

①平和にかかわる活動

コロナ禍で今年度は広島方面への修学旅行ができなかったが、前年度の3年生から受け継いだ平和への思いや自分たちが学習したこと、平和にかかわる願いを表現する手立てとして、8月6日にの平和記念式典に合わせて、メッセージを送ることにした。3年生から全校生徒・職員にこの活動に対する願いと協力を伝え、一人一人に平和への願いや決意を記した。それをまとめて貼り、広島へ送った。平和祈念式典当日、会場の一角に本校からのメッセージが掲示され、現地へ行けなくても自分たちの思いや学んだことを伝えることができた。

②減災・防災にかかわる学習

コロナ禍で例年行っている地域防災学習の形を変え、「家庭での地区懇談会」として決められた機関の中で各家庭で減災・防災について家族でできることや、地域のためにできること、不安に思うことなどを話し合った。生徒は事前に、総合的な学習の授業で、県から派遣していただいた防災士による災害図上訓練を行い、自分の通学路や家の周りの危険個所や避難場所、避難方法を学んだので、家族での話し合いに主体的に取り組めたようだ。話し合ったことをカードに書きまとめ学校へ提出し、学校は各家庭からの意見を集約して、支所やまち協などという地域の機関と一緒に対応を考えている。この学習を機に減殺や防災をますます自分のこととして考え、いざというときに地域の一員として貢献できる自分づくりの一歩となった。

 

来年度の活動計画

4月:総合亭な学習スタート

3年生 平和学習とふるさと久々野の未来を考える学習

1,2年生 ふるさと久々野の自然、人々(職業)についての学習

6月:全校生徒対象の防災学習

夏場の豪雨、地震等の災害に備えて学習する

9月:地域防災学習

全校生徒が参加する

修学旅行で平和学習の取り組み

12月:総合的な学習の発表

地域の方に向けて学習成果を発表する