2018年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 平和, 人権, 福祉, 減災・防災, 健康, 食育

環境教育(熊谷市に生息する絶滅危惧種ムサシトミヨの保護・繁殖活動)
 児童委員会「エコクラブ委員会」のメンバーが中心となって活動しています。主な仕事は、校地内にあるトミヨ池の水温測定、池周辺の清掃、水草の育ち具合を見て水草の補充(プランターに植えて沈ませる)をします。全校集会(トミヨ集会12月11日に実施)で全校へ活動内容を発表して協力を得たり活動を広めたりすることも大切な仕事の一つです。
 熊谷市から保護繁殖の依頼を受け、20匹のムサシトミヨが池に放流されます。これを1年かけて大切に育て、1年後に何匹増えているかを調べます。繁殖調査は、今年は11月8日(木)に行われ、169匹のムサシトミヨが確認できました。昨年度よりも増やすことができました。繁殖調査は、毎年11月に環境科学国際センター職員のご指導をいただきながら、熊谷市の環境政策課や、地域のムサシトミヨを守る会の方々と共に行っています。池の水を抜きながら水草やプランターを出し、その中にいるムサシトミヨを見つけて大きさごとに分けて並べ、数や生態を調べます。作業が終わったらトミヨ池にオスとメス10匹ずつ20匹をもどし、残りは学校近くを流れる元荒川に放流します。
 また、今年度は10月に茨城県で行われた「世界湖沼会議学生会議」に参加しました。全国から集まった環境保全活動を行う小学生に向けて、本校で行っているムサシトミヨの保護・繁殖活動についての報告をしました。こうした報告活動は、久下小学校児童や地域の方以外にも幅広く活動の様子を報告することで、生息地域である久下の環境が今よりも改善し、ムサシトミヨの保護・繁殖活動がさかんになることを目的として行っています。

来年度の活動計画

・ムサシトミヨの繁殖調査
・熊谷市ムサシトミヨ繁殖調査報告会
・エコクラブ委員会 ムサシトミヨ学習会、トミヨ集会等
・アルミ缶回収
・ペットボトルキャップ回収
・インクカートリッジ回収
・荒川河川敷清掃
・蛍観賞会
・グリーンカーテン