2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 環境, 人権, 福祉

環境教育(熊谷市に生息する絶滅危惧種ムサシトミヨの保護・繁殖活動)
 児童委員会「生物・ムサシトミヨ委員会」のメンバーが中心となって活動しています。主な仕事は、校地内にあるトミヨ池の水温測定、池周辺の清掃、水草の育ち具合を見て水草の補充(プランターに植えて沈ませる)をします。全校集会(トミヨ集会12月16日に実施)で全校へ活動内容を発表して協力を得たり、ムサシトミヨについて知ってもらったりすることも大切な仕事の一つです。
 熊谷市から保護繁殖の依頼を受け、20匹のムサシトミヨが池に放流されます。これを1年かけて大切に育て、1年後に何匹増えているかを調べます。繁殖調査は、令和元年度は11月27日(水)に行われ、214匹のムサシトミヨが確認できました。昨年度よりも増やすことができました。繁殖調査は、毎年11月にムサシトミヨ研究家のご指導をいただきながら、熊谷市の環境政策課や、地域のムサシトミヨを守る会の方々と共に行っています。池の水を抜きながら水草やプランターを出し、その中にいるムサシトミヨを見つけて大きさごとに分けて並べ、数や生態を調べます。作業が終わったらトミヨ池にオスとメス10匹ずつ20匹をもどし、残りは学校近くを流れる元荒川に放流します。
 また、今年度は、日頃のムサシトミヨの保護・繁殖活動が評価され「彩の国埼玉環境大賞 優秀賞」を、また、熊谷市立佐谷田小、熊谷東中学校とともに「埼玉・教育ふれあい賞」を受賞しました。このことは、本校児童はもとより、保護者、地域の方々にとっても誇りであり、今後の活動への励みとなっています。今後も、児童や地域の方々とともに、生息地域である久下の環境が今よりも改善し、ムサシトミヨの保護・繁殖活動が盛んになることを願って活動を続けていきます。

来年度の活動計画

・ムサシトミヨの繁殖調査
・熊谷市ムサシトミヨ繁殖調査報告会
・生物・ムサシトミヨ委員会 ムサシトミヨ学習会、トミヨ集会等
・アルミ缶回収
・ペットボトルキャップ回収
・インクカートリッジ回収
・荒川河川敷清掃
・蛍観賞会
・グリーンカーテンの設置