2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 環境, 文化多様性, 平和

2021年度も新型コロナウイルス感染症拡大のため、従来行ってきた海外研修が中止になったほか、海外からの学生の受け入れは韓国からの1名にとどまった。韓国からの留学生は高校3年生「国際理解」の授業に参加し、日韓の文化の違いなどをテーマに意見交換を行った。昨年度と同様に校内での活動型の授業も制限があり、学校行事全般も含めて当初の計画通りの活動を十分に行うことができなかった。

学園祭では大きなテーマのひとつとして全校で「ゴミを出さない学園祭」を目指し、新たに「SDGs賞」を設定し取り組んだ。また生徒会活動で古本、古着、文房具などの寄付をつのり、NGOに送る「チャリティデー」を実施した。

本校の独自教科「みらい科」では、中学1年生では学園周辺の街路樹の健康診断をおこなうフィールドワークを実施した。樹木医の先生方に指導を受けて、サクラなどの葉や幹の状態から生育環境を診断し、植物と人間の共存や、環境の保全について考えを深めることができた。中学2年生、3年生では広島や長崎の原爆被害をはじめとする、平和学習に取り組んだ。中学3年生は長崎原爆資料館へ「千羽鶴リース」を寄贈した。

その他、校内でできるユネスコ活動として、国際デーについて調べてポスターを作成し展示する活動も実施した。高校2年生の政治経済では「東京をもっと多文化な都市に~ウェリントンとの比較を通して~」をテーマに課題探究に取り組み、「国際理解および国際協力研究発表会」において奨励賞を受賞した。

来年度の活動計画

コロナ禍の状況によるが、中学(長崎)、高校(沖縄、東北)の修学旅行で平和や防災について学ぶ予定の他、日本の国内の文化の多様性についても考える機会とする。

その他「みらい科」や「国際理解」においてSDGsを中心とする地球的課題について学び貢献する態度を養う。