2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 文化多様性, 世界遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 食育, 貧困

2020年度は新型コロナウイルス感染症拡大のため、従来行ってきた海外研修や、海外からの学生の受け入れは全く行うことができなかった。また、校内での活動型の授業も制限があり、学校行事全般も含めて当初の計画通りの活動を十分に行うことができなかった。

学園祭については形態を変えて実施し、テーマのひとつとして全校でSDGsについての理解を深めることを目的として、各クラスが1つのゴールを担当して、ゴールの内容や、現在の世界各国が抱える課題や、自分たちにできることなどのポスターを作成し展示する活動を行った。また、学園祭の中で、LGBTQについて学ぶ講演会を実施した。

本校の独自教科「みらい科」では、中学1年生では学園周辺の街路樹の健康診断をおこなうフィールドワークを実施した。樹木医の先生方に指導を受けて、イチョウやユリノキなどの葉や幹の状態から生育環境を診断し、植物と人間の共存や、環境の保全について考えを深めることができた。中学2年生、3年生では新型コロナウイルス感染症によって私たちの生活や地域がどのように変化したかを調査し、学年で発表を行った。

その他、高校生ではブータンの小学校とオンラインでつないで、英語の絵本を読むボランティア活動を実施した。また校内でできるユネスコ活動として、国際デーについて調べてポスターを作成し展示する活動も実施した。全校では自宅にある絵本を集めて英訳し、途上国に寄贈するボランティアを企画し準備している。国際郵便が通常に戻ったら、郵送する予定でいる。

 

来年度の活動計画

海外との対面の交流が難しい状況が続くと予想されるため、オンラインで行う独自のプログラムを思案中である。

国際デーのお祝いを全校をあげて取り組む、絵本寄贈ボランティアの実施などを計画している。