- こいしかわしゅくとくがくえんちゅうがっこう・こうとうがっこう
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小石川淑徳学園中学校・高等学校
- Koishikawa-Shukutokugakuen Junior & Senior High School
- 種別中等教育学校または中高一貫校等 地区関東地区
- 主な活動分野環境, 文化多様性

淑徳SCは、ユネスコスクールに申請し、ESD(持続可能な開発のための教育)の8つの目標のうち「環境教育」にフォーカスしSDGsを目指した活動を行っています。「環境教育」では、食と農業の「循環環境教育」に注目し、新潟県の新潟食料農業大学と広大連携を通してさまざまなプログラムを展開します。
所在地 | 〒112-0002 東京都文京区小石川3-14-3 |
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電話番号 | 03-3811-0237 |
ホームページ | https://ssc1892.ed.jp/ |
加盟年 | 2022 |
2024年度活動報告
環境, 文化多様性, 国際理解, 平和, 持続可能な生産と消費, 食育
2024年度活動報告
小石川淑徳学園中学校高等学校
活動分野:環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 食育
本校は浄土宗・傳通院の境内にある学校。今年で133年を迎え、今年度より「小石川淑徳学園中学校高等学校」へと校名を変更した。建学の精神である「進みゆく世に遅れることなく有為な人間(ひと)となれ」に基づき、様々なユネスコ活動を行っている。
今年度は「探究学習」「情操教育」「日本学」「国際理解」を中心にユネスコ活動を行った。
【探究学習 食と農業】
<中学1年>グループで1つの食物について2つ3つほどの条件を付けて食物の栽培を行った。
前半で客観的なデータを集め、後半でそのデータを参考にして探究学習を行った。
最終的に、自分たちで育てた食物を試食した。
<中学2年>ブルーベリーを中心に、栽培(理科)と調理(家庭科)を行った。テラスのブルーベリーを使った実習(土壌作りや肥料やり、収穫、挿し木体験など)を行い、収穫したものを使って加工するための準備や調理。収穫したブルーベリーは加工し(飴や綿菓子など)、学園祭で販売した。
<中学3年>食と農業のテーマで調べ学習と発表を行った。(中心:社会科)
中2までに体験・学習したことを踏まえながら、食と農業全体のまとめを行い、関連する分野(農業、気候、歴史、食文化、食品加工、流通、環境など)での調べ学習を行い、その成果を学園祭でポスターやプレゼンテーションで公開した
【宗教情操教育】
本校の発祥である傳通院の支援のもと、仏教行事として、「花まつり」「涅槃会」「成道会」「御霊まつり」などを行い、すべての学年の生徒たちが自分の人生について考えた。
【日本学】
自分たちの国の文化を知ることは、世界中の人と関わるときにとても重要なものになる。本校では、総合的な学習の時間で「華道・茶道・能」を学び、体験することで、生徒自身の感性を磨き、世界の文化を理解する下地を養っている。
【華道】
中学校1年生6回、高等学校1年生3回行う。指導内容は、自由花カリキュラムに沿っての指導で、以下を学んだ。
①花材を見る目を養い、その花材の特徴を見極められるようになること。
②花材を生かしながら、自由花としてまとめる。
③表現する内容や目的を持ち、それが作品に表れるようにする。
【茶道】
中学校2年生が対象で、お茶室及び日本間でルールやマナーを学び、お茶をたてるまで体験した。
【能】
高校1年生が対象で、総合的な学習の時間で能楽の歴史・歌・動きについて学び、能とはどのようなものなのかを理解した。
【国際理解】
昨年度からJETのALTの先生方2名が本校に着任したのを契機に、週1回「イングリッシュカフェ」(英語による対話時間)を開催し国際理解に関する取り組みを強化している。また、ALTは季節ごとの世界の行事やイベントを専用掲示板で英語で作成し、文化多様性や国際理解について生徒の理解度を高めた。
来年度の活動計画
【来年度の活動計画】
外国籍の生徒が増えており、それらに対応できるよう、学内を模様替えする予定である。 これらがユネスコ活動の活発化に寄与することを期待している。
以上