2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 減災・防災, 環境, 文化多様性, 国際理解, グローバル・シチズンシップ教育(GCED)

本校は、「自立、実践」を柱に、相互に人格を尊重しつつ、地球規模で考え、地域レベルで行動するグローバルシチズンシップ(地球市民意識)を醸成することを目指し、「国際理解」と「地域連携」の2つのコースと海外派遣や地域ボランティア、体験型授業を体系的に構成した教育課程を展開している。

①国際理解教育の推進:国際理解教育の中心となっているのが、1年生で行われるニュージーランドへの海外派遣研修である。
今年度はコロナ禍の影響で中止となり、次年度に行う予定。
今年の取組は、次年度のために日本文化を紹介するためのポスターを作成し、英語で発表できる準備を進めた。
その他に2月にJICAオンライン教室を実施する。海外の学校との初のオンライン交流となる。

②地域連携:地域連携では、高校が地域に貢献するために例年「町施設における学校祭」を開催しているが、今年度はコロナ禍の影響で中止となったが、各教科での取り組みは継続して行われたものもある。
家庭科で例年行っている「じゃがいも選手権」では、生徒が地域の特産物「じゃがいも」で新たなレシピ開発を行い、学校運営協議会委員などの地域の方を審査員に招き、好評を得た。
環境科学では、7月に斜里岳登山口への地域巡検を実施。コミュニティスクールコーディネータを講師に迎え、地域の環境についての理解を深めた。
音楽では、清里町の郷土芸能「竜神太鼓」を体験する学習を「清里町郷土芸能保存会」の協力を得て、2月に実施する。

③その他:コロナ禍の中で多くの行事が中止となったが、防災学習では、北海道シェイクアウト訓練に初参加、知床ネイチャークルーズ研修を実施し、北方領土学習と知床の自然を体験する学習を実施するなど新たな試みを行うことができた。

来年度の活動計画

コロナ禍の影響で、本校の国際理解教育の中心であるニュージーランド研修が1学年から2学年に変更になったことで、総合的な探究の時間の整理が必要となっている。次年度は大きな変更があるが、本校で育てたい資質・能力をアップデートし、総合的な探究の時間を軸に充実した教育内容となるようESDカレンダーを整理し、ホールスクール・アプローチがより良くなされるように活動を進める。
また、今年度の新たな試みを参考にコロナ禍の影響でも持続可能な取組となるような活動を行う。