2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 減災・防災, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 食育

本校は、「自立、実践」を柱に、相互に人格を尊重しつつ、地球規模で考え、地域レベルで行動するグローバルシチズンシップ(地球市民意識)を醸成することを目指し、「国際理解 」と「地域連携」の 2つの主コースと難関大学進学等を目指す「T base コース」、海外派遣や地域ボランティア、体験型授業を体系的に構成した教育課程を展開している。

本校がユネスコスクールとして活動する重点は、各種体験的な活動から郷土愛と国際性、社会に貢献する姿勢を育み 、「学びを生かし、使う力」を育成することである。育成すべき重点とする資質・能力は、物事を多角的・多面的に吟味する力、情報収集・処理能力、課題発見・解決能力、先見性、協働的問題解決能力、コミュニケーション能力としている。

資質・能力をよりよく育成するため、活動内容を「ユネスコスクール型 体験的学習活動の推進~ グランドデザイン プロモーション」としてまとめることで、総合的な探究の時間を主軸とした教科横断的な学習を推進している。

また、今年度より「グローバルシチズンシップ(地球市民意識)を醸成する人権教育の推進」を掲げ、活動内容は「ユネスコスクール型ヒューマン・ライツ 人権教育の促進~ 4セクション プロモーション」としてまとめた。概要として、「異文化相互理解」、「多様性への配慮」、「いじめの根絶」、「交流・社会貢献」というセクションで活動をまとめ、人権教育を推進している。

来年度の活動計画

「ユネスコスクール型 体験的学習活動の推進~ グランドデザイン プロモーション」では、特に世界自然遺産知床や阿寒摩周国立公園、網走国定公園、斜里岳道立自然公園から、生物の多様性、海・川・森の生態系のつながりを身近に触れることができる環境を利用した体験教育プログラムであるとともに、3年間で「環境」、「国際理解」、「地域連携」、「世界遺産」について学ぶ。

今年度より掲げた「ユネスコスクール型ヒューマン・ライツ 人権教育の促進~ 4セクション プロモーション」では、生徒が多様な価値観を幅広く認め、受け入れることができるよう、本校では、生徒自らの経験のなかから、権利、義務や責任(人種差別、偏見、民主主義、相互の尊重、市民の責任、寛容と非暴力紛争等、人権に関連する問題)について意識を広げるため、出身地域の違いへの日常的な配慮、北方領土学習、地域ボランティア活動、地域環境・伝統文化学習などについて、教科横断的に学びを深めていく。