2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

平和, 人権

 本校は、「地域・学校・家庭がひとつになって『真に強い子』を育てるわがふるさと清見」を活動テーマとして、ESDを持続可能な地域社会を形成するための人権教育の機会と捉え、ESDの実践を通して「真に強い子」(自他の良さを認め合い、誰に対してもやさしくできる清見の子)の力の育成を目標とした。

(1)全教育活動を通した人権教育の推進

 ・「真に強い子カード」を作成し、計画的な対話活動と評価活動を設定した。

 ・真に強い子の紹介を昼の放送や職員室前の掲示を利用して行った。 

 ・舞踊家 花柳琴臣氏を特別講師にお迎えし礼法指導を行った。「相手を敬う 心」「物や環境に対する感謝の心」「揃えることの意義」などを教えていただいた。
 ・清見小人権宣言、「一人一人が宝物 ニコニコあいさつで気持ちの良い1日を過ごす。あったか言葉を使いみんなを大事にする。」を意識し、「あいさつ」「あったか言葉」「もみじ掃除」に児童会で取り組みを行った。

(2)総合的な学習でのふるさと学習の推進

 3年生 清見の自然 4年生 福祉学習 5年生 米作り体験 6年生 高山、清見 の良さを発信 地域の方を講師に迎え、ふるさと清見の良さを発見、発信する活動に取り組んだ。

(3)地域との連携

・平成のはじめに清見にできた「清見音頭」を復活させ、地域に広める活動に取り組んだ。運動会での披露を目指し、地域の方を講師に練習に取り組んだ。  

 ・人権タウンミーティング 11月21日(木)

児童生徒、保護者、地域の方が集い、自分たちの生活や人権についての取組について話し合い、人権意識の向上を図ることを目的に行った。

 ・大前 光市氏による講演 及びダンスパフォーマンス

 リオオリンピック閉会式でパフォーマンスを行った、義足のダンサー大前さんを お招きし講演会を行った。その講演内容について、児童生徒、保護者、地域の方の混合少人数グループによる交流を行った。

 ・地域のイベント(清見紅葉まつり、清見町文化祭)に参加し、伝統である「清見ちびっこ太鼓」演奏や合唱披露などを行い、地域との連携を深めている。

来年度の活動計画

 次年度もこれまでの実践の上に人権教育を柱とした取り組みを推進していく。

(1)全教育活動を通した人権教育の推進

   ・学力の保証こそが子どもにとって大切な人権教育であるという考え方に基づき、「できた、分かったという楽しい授業づくりに取り組む。

   ・「真に強い子」を学校、家庭、地域が共通理解して進めていく。「清見小人権宣言」を大切にしながら評価活動や対話活動を進めていく。

   ・礼儀作法について特別講師を迎え推進していく。日常生活の中での「相手を思いやる気持ち」につなげた指導を行っていく。

(2)総合的な学習でのふるさと学習の推進

   これまでの学習を大切にしながら、さらに地域の人材を活用して学びを深め、ふるさと清見に誇りを持てるような活動に取り組む。

(3)地域との連携

   来年度、コミュニティスクールとして保護者、地域との連携をさらに深め、人権教育を町全体で取り組んでいく。人権タウンミーティングを継続し、広く地域に学校の取組について知っていただくと共に、さらに地域全体で人権について考えていける対話活動や取り組みを進めていく。