2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 環境, 人権, ジェンダー平等, 福祉, 持続可能な生産と消費, 健康, 食育

本校は、「地域・学校・家庭が一つになって「真に強い子」を育てる わがふるさと清見」を活動テーマとして、ESDの取り組みを持続可能な地域社会を形成するための人権教育の機会ととらえ、ESDの実践を通して「真に強い子」(自他のよさを認め合い、誰に対してもやさしくできる清見の子)と、そのための資質・能力の育成を目標とした。

  • 全教育活動を通した人権教育の推進

・「真に強い子カード」(個別の目標、振り返り、歩みを可視化)を活用し、計画的な対話活動と評価活動を設定した。

・清見小人権宣言「一人一人が宝物 ニコニコあいさつで気持ちの良い1日を過ごす。あったか言葉をつかい、みんなを大事にする。」を意識し、「あいさつ」「あったか言葉」「もみじ掃除」について、児童会で取り組みを行った。

  • 総合的な学習の時間でのふるさと学習の推進

・3年生「清見の自然」、4年生「福祉学習」、5年生「飛騨の自然」、6年生「清見の宝」をテーマに、地域の方を講師に迎え、ふるさと清見のよさを発見、発信する活動に取り組んだ。

  • 地域との連携

・人権タウンミーティング(清見小・清見中・PTA・学校運営協議会)12月

清見地域の全児童・生徒・保護者の方々・地域方を対象にピアニスト西川悟平氏をお招きして「本当の真の強さとは何なのだろう?」をテーマに講演とピアノ演奏をいただいた。また、高学年児童と中学生、地域の方々と一緒になって自分の思いを発信することができた。後日、6年生が中心となって全校道徳を実施した。

・「飛騨の自然」~米作り~(5年生・地域の青年団の方々・農協の方々)

5年生が総合的な学習の時間で、清見JA青年団の協力のもと、米作りを行っている。田んぼが校舎の前にあるので、稲の成長のようすを観察したり、水の管理をしたりすることができる。田植え、稲刈り、脱穀、精米など、具体的なご指導をいただきながら体験学習をすることができている。

・「清見の宝物」~森林・ラベンダーなど~(6年生・清見観光協会の方々)

6年生が総合的な学習の時間に、清見地域の観光協会の方々の協力を得て、清見の魅力を一緒になって発見したり、そのよさを生かす活動を考えたり、動き出すきっかけをつかむことができた。また、海外のよさと比較しながら学ぶこともできた。

 

 

来年度の活動計画

 

次年度も、これまでの実践をもとに人権教育を核とした取り組みを推進していく。

  • 全教育活動を通した人権教育の推進

・どの子にも確かな学力を身に付けるための学びを保障すること。これこそが大切な人権教育であるという考えに基づき、「できた」「分かった」を大切にする、楽しい授業づくりに一層取り組む。

・「真に強い子」そのために必要な資質・能力を、学校・家庭・地域が共通理解を図って取り組みを進める。また、「清見小人権宣言」の取り組みを工夫していく。

・コロナ禍の中でも、できる範囲で礼儀作法の学習を進める。「相手を思いやる心」につながるようにする。(日本舞踊家を特別講師に招く予定)

  • 総合的な学習の時間でのふるさと学習の推進

・これまでの学習活動や財産を生かし、さらに地域の教育資源や人材を活用して学びを深める。ふるさと清見に誇りをもてるような活動に取り組む。

・地域の活性化のために、地域のよさを発信する活動を充実させていく。

  • 地域との連携

・来年度も、コミュニティスクールとして家庭、地域との連携をさらに深め、人権教育について清見町全体で取り組んでいく。人権タウンミーティングを継続し、地域全体で人権について考える対話活動や取り組みを推進する。