2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 国際理解, 人権, 福祉, 健康

本校では、「2050年のおとなづくり」を目指し、ESDを教育活動の重点ととらえ、ESDの実践を通して、「地域を愛し、ともに問題を解決しようとする力の育成」を目標とした。具体的には、①環境に関わる学習、②国際理解・文化多様性に関わる学習、③人権に関わる学習、④健康、福祉に関わる学習を行った。

①環境に関わる学習

4年生は、生ごみの資源化「段ボールコンポスト」を実践した。段ボールコンポストを作り、家庭から生ごみを持ち寄って重さを測り、生ごみを混ぜ合わせた土の温度を計測した。生ごみの量やにおい、土の温度や様子を観察し、毎日記録したことで、明確な変化を捉えることができた。出来上がった肥料をゴーヤ栽培に活用し、地球温暖化、資源の有効活用について考えることができた。実践結果から、ごみの減量方法や資源再生の良さについて知り、自分たちの生活に生かすためにどうしたらよいのかを考えることができた。

来年度の活動計画

<育てたい児童像>
〇社会を構成する一員としての自覚をもち、人・社会・自然に関する考えを深め、どんな小さいことでもかまわないから自分なりに考え、できることを実践していくとともに、責任ある行動をしていくことができる。
〇自己の利益にとらわれ、今現在をただ批判し嘆くのではなく、自らの判断力と自律心でどうしたらもっと良い社会をつくっていけるのかを前向きに考え、仲間とともに話し合い、力をあわせてできることから一つずつ解決の方法を実践することができる。
〇様々な価値観を認め合い、互いに「かかわり」「つながり」を意識し大切にしながら、社会を築くことができる。