2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 気候変動, エネルギー, 環境, 国際理解

本校は、「エネルギー」「環境」「国際理解」をテーマとして、個人から学年全体、授業や講演等さまざまな形でESD活動を行っています。

①エネルギー問題に関わる活動

一昨年から引き続きゴーヤの遮熱効果検証実験を行っています。今年は、校内外の清掃活動清掃活動の一環として集めた落ち葉でたい肥を作り、ゴーヤ・さつまいもの栽培を行い、地産地消を試みました。

②環境問題に関わる活動

一昨年から引き続き、隣接する竜が山でフィールド学習として活用し、神戸層群の堆積岩の観察や植物の遷移について調査しました。

③難民問題に関わる活動~服プロジェクト~

ユニクロのご協力のもと、難民の現状について学び、難民に古着を届けるプロジェクトを行いました。近隣住民や保護者にも周知し、近隣小中学校にもご協力をお願いし、手作りの回収ボックスを設置しました。その結果、多くの方のご協力を得て、3046枚の子ども用古着を回収しました。

④SDGs理解~教科横断的授業+講演~

セブン&アイグループ本社の方からご講演をいただきました。企業によるSDGsの取り組みと世界の問題を各自で調べました。また、複数の教科でSDGsをテーマとした授業を実施し、SDGsについて深く考えることができました。

⑤SDGs理解~ポスターセッション~

半年以上に渡るSDGsの学びをポスターにまとめ、年度末には2年次全員で発表会を行います。また、国としての考えや取り組みを教わるため、外務省にご講演を依頼しています。学年ポスターセッションの代表として、「甲南大学リサーチフェスタ」や「高校生国際問題を考える日」で発表します。

⑥国際理解に関わる活動

台湾の新北市立双溪高校の生徒たちが来校してくださり、英語でのスピーチ、歌やゲームの交流など、多文化理解を深めることができました。

⑦模擬国連

13回全日本高校模擬国連大会に出場しました。「貧困」をテーマとした予選を通過し、本選では「死刑モラトリアム」がテーマでした。本校生はチリ大使として、2日間に渡る会議に参加することができました。

来年度の活動計画

・海外の学校との交流を通して、国際理解教育の充実を図ります。

・竜が山プロジェクトを継続、発展して実施します。

・地産地消を拡大し、地域社会との連携を行います。

・企業や行政等との連携を図り、実際的な課題を知り、解決に向けた貢献を行います。

・ユネスコスクールとの交流や協働プロジェクトの立案や実施を行います。

・SDGsの理解と高校生ができる貢献を考え、実践します。

・トビタテ留学JAPANへの応募やJICA等の取り組みへの参加を行います。

・模擬国連に応募し、世界の国々の状況理解に努めます。

・「高校生国際問題を考える日」への参加等、多くの人に意見を発表できる機会を設けます。