2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 平和, 人権

本校は、「主体的に考え活動する子の育成」を目指しており、ESDを自分自身の生活をふり返るための教育とみなし、ESDの実践を通して、環境問題を自分自身の問題であると捉える力や身の周りら地球全体の環境を維持する力の育成を目標としました。

①環境に係わる学習活動

・4年生は社会科の「ごみのゆくえ」の学習で、5月19日(水)に名張市役所の環境対策室の方に来ていただき、三重県に1台しかないチッパー車作業を見学しました。学校で剪定された木の枝を事前に集め、それを細かいチップ状に粉砕してもらいました。作られたチップを触り、チッパー車の働きに驚いていました。同時にパッカー車の見学もおこない詳しいお話を聞かせていただきました。

②人権・平和に係わる学習活動

・2年生は「へいわってすてきだね」という絵本を使用して学習を行いました。平和ってどんな様子科を子どもたちに問いかけると、「笑っているとき」「ぐっすり眠るとき」「家族といるとき」「友だちと仲良くしているとき」などがありました。普段あたりまえのように過ごしている平和な社会をこれからも続けていくためには、自分が周りの人や自分のことを大事にしたり、平和や戦争について知ったりすることが大切であると感じていました。

③健康・福祉に係わる学習活動

・福祉委員会で、アルミ缶の回収を行っています。環境への配慮とともに、アルミ缶回収で得たお金は学校全体をよくするために使用するということを活動の中心として取り組みました。福祉委員が学校をよくするものを考え、雨の日にも遊べるようにと、各クラスにトランプを配置しました。
・募金活動も福祉委員が中心となって、6月、10月におこないました。たくさんの人に協力してもらい、多くの募金を集めることができました。

④食育に係わる学習活動

・2年生では生活科で野菜を育てました。野菜の苗を植えてから毎日の水やりや間引き、観察を通して、食べ物を作る大変さや野菜を作る人の思いを知ることができました。給食で食べる食材も誰かが心を込めて作ってくれたものであることと繋げ、残食を減らそうという気持ちを持つことができていました。
給食クイズを実施し、たくさんの食材を調理していく様子を提示して何を作っているか聞きました。大量の食材を使って作業する大変さや作る工程などを知り、調理してくれた人たちに感謝して食べるということを改めて学びました。

来年度の活動計画

「持続可能な開発目標」SDGsを意識しながら、1~2年生は生活科、3~6年生は社会科の学習と絡め、持続可能な社会の形成の重要性を理解させるような取り組みを推進していく。

また、今後も福祉委員会での活動を続け、活動内容の報告を積極的におこなっていくことで、活動の意義を理解し、協力できるようにしたい。内容の報告については、校内だけに留まらず、地域や保護者へ伝えていくことで、興味関心を高め、つながりを増やしていく。