• なばりしりつききょうがおかしょうがっこう
  • 名張市立桔梗が丘小学校

  • Nabari Municipal Kikyougaoka Elementary School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野登録なし

所在地 〒518-0623 三重県名張市桔梗が丘三番町二街区67
電話番号 0595-65-2189
ホームページ http://www.nabari-mie.ed.jp/e-kikyo/
加盟年 2012

2023年度活動報告

活動分野

環境, 文化多様性, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 福祉, 持続可能な生産と消費, 健康, 食育

本校は、「主体的に学び活動する子の育成」を目指し、ESDを自分自身の生活をふり返るための教育ととらえ、日々の学校生活でSDGsを視野に入れた教育活動に取り組んでいます。ESDの実践を通して、環境、人権・平和、健康・福祉、食育、国際理解などの課題を自分自身の問題として認識する力や思考・判断・表現力を養うとともに、身近な課題に積極的に活動する実践力の育成を目指しています。その力を基に地球全体の環境を維持する力の育成を目標としました。

①環境に係わる学習活動
・4年生は5月に社会科「ごみのゆくえ」の学習で、名張市役所の環境対策室の方からごみ処理の仕方についてお話を聞きました。実際にパッカー車を見て、車の工夫やごみ処理の仕方を詳しく教えていただきました。ミラーやさまざまな機械の工夫により安全に仕事を行っていることを知りました。また、チッパー車の学習では、学校の木の枝を細かいチップ状に粉砕する様子を見て環境に配慮されたごみ処理の方法を知りました。
・10月の社会見学で、4年生は鈴鹿市にある「オートリサイクルセンター」を訪れ廃棄自動車の処理の様子を見学しました。自動車部品のリサイクル等の仕組みを知り、資源の有効活用など環境問題への意識を高める機会となりました。

②人権・平和に係わる学習活動
・全学年が年間を通じて人権学習に取り組んでいます。12月には人権参観を実施し、全学年で人権課題について考え話し合う活動を行うとともに、保護者の方へも啓発する機会としました。4,5,6年生はゲストティーチャーを招き、クラスの様子や自分自身のことを振り返るお話を聞き、「本当のなかまとは?」や「自分のこととして物事を考えてみる視点」などについて見つめなおす機会としました。また、6年生はクラス代表が中学校区のなかまと人権課題を話し合う集いを行い、そこで語り合ったことをもとに各教室でさらに深める活動をしました。
・5年生は「いろいろな性別」の学習として、LGBTQについて学びました。ゲストティーチャーを招き、さまざまな性別の認識があることを知り、心と体について話し合い、見た目や決めつけた考えをもたず、互いに尊重して生活していくことの大切さを学びました。

③健康・福祉に係わる学習活動
・福祉委員会では、アルミ缶回収を行い、環境への配慮とともに、アルミ缶回収で得た収益金を学校全体のために活用することを話し合う活動に広げ、子どもたちの主体的・対話的な活動を実施しています。また、福祉委員が中心となって、ユニセフなどの募金活動を行いました。たくさんの人に協力してもらい、多くの募金を集めることができました。

④食育に係わる学習活動
・給食委員会の活動として、牛乳パックの回収や食器の片づけ調べを行っています。きれいに片づけているクラスを表彰したり、昼の放送で紹介したりする活動を行い、給食や食について楽しみながら考え、食事のマナーなどについて意識できるようにしています。また、ポスター掲示や放送での給食クイズを通して食育に関する啓発を行っています。昼の放送では、「先生インタビュー」を行い、先生たちのお好みメニューの紹介も実施しました。
・給食では、おいしく、楽しく、しっかりと食事ができるように意識して給食を食べるようにしています。特に残食を減らしていけるように児童と教員が共に考えながら給食をいただく意識を高めています。給食メニューとして、行事食や地元食材を使ったものなども取り入れられています。特に5月に行われたG7サミットの一環として世界の料理の紹介とともに実際にメニューとして「ソーセージ(ドイツ)」「シチュー(フランス)」「パスタ(イタリア)」を取り入れ子どもたちに親しみをもたせるようなしかけを行っています。

来年度の活動計画

「持続可能な開発目標」SDGsを意識しながら、1~2年生は生活科、3~6年生は社会科や総合的な学習の時間の活動と絡め、今後も持続可能な社会の形成の重要性を理解させるような取り組みを推進していく。また、自分や地域社会を軸に考えをもち深めていく活動を通して、世界を視野に入れた思考力・判断力・表現力を身につけていく習慣を子どもたちに身につけさせたい。
今後も委員会等の活動でもESDの実践を続け、さまざまな活動内容の報告を積極的に行っていくことで、子どもたちに活動の意義を理解させ、協力できるようにしていきたい。内容の報告については、校内だけに留まらず、地域や保護者へ伝えていくことで、学校・家庭・地域でESDやSDGsへの興味関心を高め、つながりを増やしていく。

過去の活動報告