2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 文化多様性, 人権, 持続可能な生産と消費

本校では学校経営計画に「多予測不能な21世紀社会をしなやかにたくましく生き抜く力を育み、多様性を認め、人と人・社会との繋がりを大切に行動する意識を醸成し、それらによってこれからの多文化共生社会をリードし、より良い世界を創ることに貢献できる人間を育成する学校」を掲げ、「ユネスコスクールの活動の活性化をはかり、多くの生徒が行動するきっかけを作ったり、SDGsに関係する取組を推進し、学校外との連携や生徒の活動の場を広げ、生徒の成長につなげる。」を具体的目標に設定している。校内組織として国際交流・ユネスコスクールの委員会を設置し、ESDの実践を通しての育成を目標としている。具体的には、東北支援生徒派遣事業、模擬国連活動、ワンワールドフェスティバルを柱に、①防災・減災に係わる活動、②ユネスコ・国連会議に係る活動、③人権・国際交流・多文化共生に係わる教育を担っている。

①防災・減災に係わる活動

東北被災地へ生徒のボランティア派遣事業としては、阪神淡路大震災のフィールドワークや2012年度より例年7月に地域ユネスコスクール、宮城県のNPOおよびユネスコスクールである気仙沼高等学校と協力して実施し、ボランティア活動および高校交流を継続して行っている。3月には気仙沼高校野球部を大阪に招待し交流する事業を継続している。

②国連会議に係わる教育

国連活動としては2016年度より、関西模擬国連会議に参加、全日本高校模擬国連会議に出場し、国連での会議のありかた、課題等について学んでいる。

③人権・国際交流・多文化共生に係わる学習

例年実施している姉妹校であるアメリカ・ミネソタ州のサウスウエスト高校およびオーストラリアのクリスチャンカレッジ高校との相互の短期留学交流は中止となったが、学校を介して生徒同士での年賀状交換を実施している。

なお、2年に一度、国際ジャーナリストを招いて、紛争地や貧困地と日本を含む先進国の関係性と課題について講演会を実施している。

現在新型コロナの影響で、地域の親子と「おはなしかい(絵本を読む活動)」を通した多文化共生にかかわる地域交流活動は中止している。

来年度の活動計画

①5~7月:東北訪問・支援活動/9月文化祭にて被災地報告・減災に関するポスター展示

②5~8月:おはなし会(絵本を読む活動)

③8~11月:関西高校模擬国連会議参加・全日本模擬国連大会参加

④12月:ユネスコ大阪府連ESD報告・交流会の運営および参加