2022年度活動報告
本年度の活動内容
生物多様性, 海洋, 環境, 食育
「唐桑・気仙沼大好き!」-自分たちが住む地域の良さを知ろう!」というテーマのもと,ESDのねらいを「身近な環境(人・自然)にふれながら,様々な体験や発見を通して地域の良さに気付き,遊びや生活の中で唐桑・気仙沼の人やもの,自然を大切にしていこうとする幼児を育成する」として活動に取り組んだ。また,ESDの育てたい資質・能力として「進んで参加する態度」「コミュニケーションを行う力」「他者と協力する態度」を重点的に育むことを目指した。
今年度は海との関わりを中心に様々な直接体験を行い,その体験からの学びや思いをつなげ,振り返りやごっこ遊び(再現遊び)等を通して地域の良さを再確認することができた。 ①「海の豊かさを感じたり伝えたりする活動」では,馬場の浜での生き物や海の宝物探 し(シーグラス等),波の感触などを楽しむことができた。海遊びの楽しさや魅力な どを他施設に伝えたことで,馬場の浜の良さを改めて感じることができた。 ②「海洋教育推進園との交流」では,市立幼稚園5園の年長児が砂浜の遊び方を教えて もらい,生き物探しや穴掘りなどを行った。新しい海と出会うことで唐桑の海との違 いに気付き,他地域の海への興味や関心,友達との関わりを広げることができた。 ③「海に関わる様々な仕事やそこで働く人との関わり」では,唐桑漁協見学,魚市場や 海の市見学など,そこで働く人たちの仕事の様子を見たり話を聞いたりし,様々な仕 事があることを知った。疑問に感じたことを直接聞くことで,働く人に対する親しみ や憧れの気持ちを抱くことができた。親子で参加した海洋教室では海のゴミ問題につ いて保護者への意識付けや自分たちにもできることに気付くことができた。また,出 船見学を通して,大型船や船での仕事について興味や関心をもつことができた。 ④「海産物や魚介類の試食や調理体験」では,気仙沼に水揚げされている魚介類や海産 物を知り,その食材を使った調理を行ったり試食したりしたことで食材のおいしさを 感じながら,地域の海で働く人や作る人への感謝の気持ちを育むことにつながった。 |
来年度の活動計画
①海で遊ぼう!(馬場の浜,舞根漁港,岩井崎,大島小田の浜)
・身近な海での遊び(貝殻・シーグラス・流木拾い等)や新しい海との出会いを楽しむ。 ・気仙沼市内の海洋教育推進園5園と交流を行い,新しい海やそこで出会う生き物,砂の 感触などを友達と楽しみ,つながりを大切にする。 ②海で働く人と関わろう! ・唐桑漁協,舞根漁港を見学し,地域の海への興味や関心を広げる。 ・仕事の様子を見たり体験したりすることで,そこで働く人への親しみと憧れ,感謝の気 持ちを育む。 ③様々な海の食材を食べてみよう! ・気仙沼で水揚げされた海産物や旬の魚介類を知る。 ・調理や試食を通して,海の食べ物のおいしさに気付かせ,関心を高めるとともに,食べ 物を大切にしようとする気持ちを育む。 ④振り返り活動をしよう! ・海に関する様々な活動を振り返り,そこでの体験から得たことを日々の遊びや活動に生 かし,ごっこ遊び(再現遊び)を通して学びを深めたり他学年の友達に教えたり,自分 たちにできることを考えたりする。 |