2018年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

気候変動, 平和, 人権, 福祉, 減災・防災, 世界遺産・地域の文化財等, 健康

当校は、「豊かな関わりの中で人とつながる魅力ある学校づくり 未来につなげよう!金子愛顔の町プロジェクト~かかわる・つながる・ひろがる~を活動テーマとして、「笑顔いっぱいで毎日を過ごしたい。そして、周りの人や町の人の笑顔も増やしたい。」という願い(課題意識)のもと、それを解決するため、探究的な学習の充実を図っている。

具体的には、「コミュニケーション能力」「課題解決能力」「多様性の尊重」の育成を目指し、①地域の伝統文化に関わる学習、②防災に関わる学習、③キャリア教育に関わる学習、④福祉に関わる学習を行った。

 

① 地域の伝統文化に関わる学習

  金子校区には地域の人々によって守られ、受け継がれてきた古くからの伝統や文化が多く残っている。6月には2年生が町探検を行い、地域の良さや秘密を見付け、新聞やペープサートなどを用いて友達に発表した。3年生は地域の文化・昔話などについて調べ、5月には地域に伝わる「小女郎狸踊り」を講師の方々に教えていただき、楽しく踊ることでふるさとへの思いを深めた。

 

② 防災に関わる学習

  5年生は、「笑顔を守る 安全安心の町に」をテーマに、校区の災害による危険性を知り、被害を軽減するための安全な行動について考え、地域の人と共に課題解決に向けて取り組むことをねらいとした活動を行った。ゲストティーチャーを招いて地域の災害について知り、実際に自分たちで町歩きをして地域の危険個所や被害を軽減するための工夫を見付けた。そこで学んだことをまとめた防災マップを作り、自分たちができることを保護者に発表した。

 

③ キャリア教育に関わる学習

  6年生は「『未来につなげよう!金子笑顔の町』~生き方のカギを見つけよう~」をテーマに、人生の先輩の生き方や思いから、「生き方のカギ」を見付ける活動を行った。将来の夢について、職業のジャンルごとにグループに分かれ、その職業に就いた人々の生き方や考え方を調べたり、キャリアアドバイザーのお話を聞いたりした。学んだことをまとめ、保護者に向けて発表した。

 

④ 福祉に関わる学習

  4年生は、地域に住む高齢者や障がい者の日常生活について、デイサービス訪問、障がい者体験を通し、理解を深めた。また、パソコンソフトを活用した発表資料の作成に取り組み、ガイドヘルパーの利用時間拡大や、手すり・点字ブロックの設置等を課題としてまとめた。

来年度の活動計画

1年生「笑顔いっぱい 友達いっぱい」

・ 児童や教員、保育園の友だちとも様々な活動でつながり、笑顔、友達をいっぱいにする。

2年生「笑顔いっぱい 町と友達」

・ 校区を探検し、「金子のきらり」をみつけ、自分も周りも笑顔になるために、できることを実行していく。

3年生「笑顔いっぱい じまんのふるさと」

・ ふるさと金子の自慢を探すため、地域の伝統文化に触れ、故郷を好きになるため、できることを実行していく。

4年生「笑顔いっぱい! 住みよい町に」

・ 障害のある方や高齢者等、誰もが笑顔いっぱいの住みよい町になるためにできることを実行していく。

5年生「笑顔を守る 安全安心の町に」

・ 災害から命と笑顔を守り、安心して生活できる町にするために、できることを実行していく。   

6年生「未来につなげよう!金子笑顔の町」~生き方のカギを見つけよう~

・ 人生の先輩の生き方や思いから、「生き方のカギ」を見付け、自分や金子小、金子の町が未来も笑顔であり続けるためにできることを考え、実践していく。