2022年度活動報告

本年度の活動内容

本校は、「未来につなげよう！金子愛(え)顔(がお)の町プロジェクト～かかわる・つながる・ひろがる～」を活動テーマとして、生活科や総合的な学習の時間を核として、「自分・周りの人・町の人の笑顔を増やしたい。」という願い（課題意識）の下、それを解決するために体験的・探究的な活動を行っている。
具体的には、ＥＳＤの実践を通してコミュニケーション能力、課題解決能力、多様性を尊重する力の育成を目指し、①ふるさと学習、②福祉に関する学習、③防災に関する学習、④平和学習を行った。
①　ふるさと学習「えがおいっぱい　じまんのふるさと」（３年生）
３年生は、みんな助け合う優しい町にしたい、地域を大切にしたいという思いをどのような活動につなげるか話し合い、地域の方から「狸にまつわる伝説」を聞いたり、地域を探検して良いところを探したりした。また、１年生や２年生は生活科の時間に、周りの友達や町の人と仲良くなるために、町探検をしたり、地域の方と昔の遊びで交流したりした。
②　福祉に関する学習「笑顔いっぱい　住みよい町に」
４年生は、体の不自由な方と交流したり、高齢者の疑似体験をしたりして、金子の町や人とつながるために一人一人がどんなことに気を付け、何をすれば良いかを考えた。
③　防災に関する学習「笑顔を守る　安全・安心の町に」
５年生は、災害があっても助け合いができる平和で安心できる町にしたい、という思いを持って、ゲストティーチャーを招いて、地域でこれまでに起こった災害について学んだ。そして、「自助」や「共助」で命を守るために何をすればよいかを考え、自分たちにできることを友達や家族に伝えた。
④　平和学習「未来につなげよう！金子愛顔の町～生き方のカギを見付けよう～」
６年生は、広島への修学旅行に向けて平和について学んだ。また、広島では、家族が被爆体験をされた方の話を聞いたり、平和公園を訪れたりし、体験したことを基に、「平和な未来」について考えを深めた。そして、金子の町が未来も笑顔であり続けるためにできることを金子小学校の友達や地域へ発信した。

来年度の活動計画

１年生「えがおいっぱい　ともだちいっぱい」
・　学校探検等を通して金子小に慣れ、２年生児童や教員とふれあう。
・　保育園の友だちとも様々な活動でつながり、笑顔、友達をいっぱいにする。
２年生「えがおいっぱい　町と友だち」
・　金子校区を探検し、「金子のきらり」を見付け、自分も周りも笑顔になるために、できることを実行していく。
３年生「え顔いっぱい　じまんのふるさと」
・　ふるさと金子の自慢を探すために、文化、昔話などにふれ、みんなにも故郷を好きになってもらうために、自分たちができることをしていく。
４年生「笑顔いっぱい！　住みよい町に」
・　障害のある方や高齢者等だれもが笑顔いっぱいの住みよい町になるために、自分たちにできることをしていく。
５年生「笑顔を守る　安全安心な町に」
・　災害から命と笑顔を守り、安心して生活できる町にするために、自分たちができることをしていく。
６年生「未来につなげよう！金子笑顔の町～生き方のカギを見付けよう～」
・　人生の先輩の生き方や思いから「生き方のカギ」を見付け、自分や金子小、金子の町が未来も笑顔であり続けるためにできることを考えてしていく。