2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

世界遺産・地域の文化財等, 人権, 福祉, 食育

本校は、平成27年にユネスコスクールの認定を受け、総合的な学習の時間を中心に人と社会・自然・世界と関わる力の育成を目標とした。

具体的には、金沢との関わり方を柱に、①伝統に係わる活動、②福祉、人権に係わる教育、③国際理解に係わる学習を予定していた。

①伝統に係わる活動(3、4年生)

〈食文化〉和菓子工場の見学や上生菓子づくりの体験を通して、職人が伝統を守っていくために、誇りを持って和菓子作りをしていることを知ることができた。

〈金沢の偉人〉あらかじめ学習した人物について、ふるさと偉人館で詳しく知る活動を行った。金沢の多くの偉人について知ることができ、館の方に積極的に質問する姿も見られ、金沢の偉人を身近に感じることができた。

〈伝統工芸・伝統文化〉個々に興味を持った伝統工芸について調べる活動を行った。水引細工、金沢和傘、加賀提灯などを調べ、プレゼンテーションファイルにまとめ、発表した。また、金沢の伝統芸能について知り、加賀宝生、加賀万歳、悪魔払い、獅子舞、素囃子などについてより詳しく調べることができた。

②福祉、人権に係わる教育(5年生)

バリアフリーとユニバーサルデザインにはどのようなものがあるかを学び、高齢者疑似体験を行った。実際の体験を通して、高齢者の方に親切にしたいという気持ちが芽生えた。また、ボッチャ体験をすることで、誰もが楽しめるスポーツにはどんなスポーツがあるのか興味を持って調べた。これらの学習を通して、バリアフリーのみならず、世の中の全ての人々が人間らしく、気持ちよく生きるために、ユニバーサルデザイン化することについて、知識を深めながら考えることができた。

③国際理解に係わる学習(6年生)

コロナのため活動することができなかった。

来年度の活動計画

今年度はコロナで十分に活動できなかったが、課題を改善し、全体計画、学年事のカリキュラムを作成する。総合的な学習の時間を中心に地域や自然・世界と関わることができるような学習を行っていく。来年度も活動内容は、国際理解、世界遺産や地域の文化財等、人権、福祉、食育などの分野で行う予定である。各学年で来年度できる学習活動を考え、具体的な活動を設定していく。来年度も各学年で相手意識を持って学習を進め、どのように学習内容を発表するか考え、学習内容を発表するか考え、学習内容を発信していく予定である。