2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等

【1年生】「郷土金沢の伝統文化」
地域の伝統や文化の継承を目指した取組として、フィールドワークを通して各自の課題の調査をし、郷土金沢を理解する学習を行った。観光都市金沢、金沢の伝統工芸、金沢の歴史、金沢の食文化、金沢の文豪、金沢の祭りなど班ごとにテーマを決め、その後調査結果をまとめ、スライド資料として発表した。

【2年生】「伝統文化」
同じ加賀藩の城下町である金沢と高岡の伝統文化の現状と課題について、各自が探究するテーマを設定し、現地でのフィールドワークを通して郷土の理解を深める学習を行った。初めて訪れる場所で金沢とは違う文化や歴史に触れ、多くのことを学ぶことができた。調査結果はそれぞれがレポートにまとめ、発表した。

【3年生】「金沢と松本の伝統文化」「現代の世界」
伝統文化が残る金沢と城下町が残る松本のまちづくりの比較から、地域の町並みや文化財、伝統文化について理解を深める学習を、班別学習を通して行った。また、金沢の姉妹都市とその国について調べ、各国の交流員を招いて交流会を実施した。姉妹都市(国)と金沢(日本)との比較・検証に取り組んだ。各班で工夫を凝らし、これまでに学んだことを生かして金沢の魅力を伝えるスライド資料を作成し、発表した。

◎「表現力発表」を中心とした総合的な学習の時間などの取組
各教科等で身に付けた知識や技能等を関連づけて、「総合的な学習の時間」の目的である課題発見力・課題解決力・表現力の育成の集大成としての発表の場を設けている。

来年度の活動計画

【1年生】
金沢の歴史と伝統や職業を知る学習などを通して、学び方を学び、学習や体験活動に積極的に関わり、学び方やものの考え方を身に付ける。
【2年生】
金沢のものづくりと景観や調べ学習などを通して、生きることを学び、課題を見つけ主体的・創造的に取り組む態度を育てる。
【3年生】
世界の「交流拠点都市」金沢と表現力活動、進路選択などを通して、課題に対する自己の考え方を身に付け、自己の生き方、社会のあり方を考える。

※ 3年間の学習を通して、自らの考えを小論文、プレゼンテーション、英語スピーチなどで的確に表現する。

生徒にとって身近であり、本市の大きな特色である「伝統文化」や自らが「生きる」ことを主な学習内容として、各分野の専門家からの指導や、個別・協同の探究活動を通して、これからの社会を生き抜く力としての情報収集力、課題解決力、表現力等を兼ね備えた持続可能な社会の担い手となる人材の育成を目指す。