2018年度活動報告
本年度の活動内容
環境, 国際理解
本校は、「健康・立志・自治・敬愛の校訓及び地域の実態や願いに基づき、望ましい生徒の育成に努める」を学校理念として、ESDをふるさとを再発見し、人とつながるための学習と捉え、ESDの実践を通して持続可能な社会の担い手として、自ら考え行動することのできる生徒の育成を目標とした。具体的には「伝統文化」「国際理解」「環境」を3つの柱として、①金沢ふるさと学習、②国際理解に係わる学習、③環境に係わる活動を通して学習を深めている。
➀ 金沢ふるさと学習
1年生では金沢の伝統芸能について調べ、発表し、加賀万歳を体験した。2年生は、金沢の伝統工芸について調べ学習し、金箔、和菓子、水引などの金沢の伝統工芸を体験し、再発見した金沢の魅力を発表した。3年生では、修学旅行で訪れた京都や奈良などを、金沢と比較し、金沢のまちづくりについて改めて考えを深めることができた。
➁ 国際理解に係わる学習
1年生では異文化への理解を深めるために姉妹都市交流を行っている5カ国の方をお招きしてお話を伺った。あいさつや習慣、歌などに興味をもつことができた。3年生では、青年海外協力隊の方々が実際に訪れた国々の様子を聞き、JICAが担っている大きな役割について理解を深めるとともに、自分たちに何ができるかを考える機会とすることができた。
➂ 環境に係わる活動
・海岸清掃…2年生の4月に海洋汚染等について学習した後、遠足で海岸清掃を行った。思った以上のゴミの状況であることを知り、危機意識を持った。・アルミ缶回収…年間2回、生徒会主催で保護者や地域の方々の協力を得て実施。・花植え活動…生徒委員会主催で保護者や地域の方々の協力を得て花植えを行っている。
来年度の活動計画
・1年生では、金沢の町並み見学や伝統芸能体験を通して金沢の歴史と文化を学んだり、国際理解出前教室を実施し、姉妹都市交流を学んだりする。・2年生では、金沢の伝統工芸について調べたり体験したりするとともに、歴史や文化、町並みを奈良や京都と比べながら、ふるさとについてさらに理解を深める。・3年生では金沢市の政策などを知り、金沢の未来や自分自身のかかわりについて考えるとともに、「世界一大きな授業」や「国際理解出前授業」などの学習を通して、人としてどう生きるかを考えたり、持続可能な社会に向けて自らの課題を見つけ、何ができるかを話し合い、発信する。