2021年度活動報告
本年度の活動内容
減災・防災, ジェンダー平等, 持続可能な生産と消費
本校は学校教育目標として「金ケ瀬中学校の生徒であることに誇りをもち、自主性と敬愛の精神に富み、心身ともに健康な生徒を育成する。」を掲げ、教育活動を行っている。ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野のうち、特に「持続可能な開発および持続可能なライフスタイル」を念頭に、学校経営構想の中で、持続発展教育として以下の3点を指導の重点としている。
1 自ら課題を見付け、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、よりよく 問題を解決する資質や能力を育てる。
2 学び方やものの考え方を身に付け、問題の解決や探究活動に主体的、創造的に取り組む態度を育て、自己の生き方を考えることができるようにする。
3 各教科、道徳及び特別活動で身に付けた知識や技能等との関連や活用を通して学習や生活に生きて働く力を身に付けさせる。
今年度初の試みとして、1学年においてSDGsに関する学びを総合的な学習の時間の中で計画した。校外学習で、行政の担当者から直接、話を聞く機会を設け、空き家を活用した新たな町づくりや町の様々な資源を生かした観光、持続可能な社会について学ぶ機会を設けた。
ジェンダー平等については、「誰一人取り残さない」の理念の下、3年生の保健体育の授業で養護教諭が、LGBT(性的少数者)に対する理解を深める授業を行った。かつては、『男らしさ、女らしさ』が強調され、性的少数者を侮辱することもあったが、これからを生きる子どもたちには、他者を尊重する感覚を持ってほしいとの願いを込めて実施したものである。
防災・減災については町の防災担当者を講師に迎え、全校生徒が31のグループに分かれて防災学習を行った。地域の危険区域や、避難時に備えて気象情報を収集することの大切さ、具体的な避難行動などについて分かりやすく指導を受けた。自分も周りの人の命も守るために、水害への備えとして、マイタイムラインの作成に取り組んだ。
来年度の活動計画
令和4年度も引き続き、新型コロナウイルス感染症の状況を見極めつつ、計画を進めてきたい。
4月:避難訓練 6月:地域防災訓練(自治会、小学校との連携) 7月:SDGsをテーマとした校外学習 8月:地域の公民館まつりへのボランティアとしての協力 9月:防災学習会(社会福祉協議会との連携)、震災遺構見学(中浜小学校) 10月:文化祭(総合学習発表) 11月:性教育講座(LGBTに関する授業) 通年:JRC委員会によるペットボトルキャップの収集、募金活動 |