2019年度活動報告
本年度の活動内容
登録なし
本校は、安全に行動し、家族や仲間、地域のために進んで貢献する児童の育成を目標としている。
今年度は、地域に関わる教育を柱に、①防災に係わる活動、②地域の伝統行事に係わる教育、③環境に係わる学習を行った。
① 防災に係わる活動
今年度、5年生の総合的な学習の時間に「防災の学習」を取り入れた。「もし災害がこったらどうするか?」をテーマに、校区を探検し、危険なものや改善できることを考え見直す学習を行った。
また、「亀っ子防災隊」という組織を児童と教員そして地域で結成し、様々な防災活動に取り組んでいる。目的はもちろん自分の命を自分で守ること、そして、地域で団結をして地域の防災力を高めていくことである。
その取り組みの一例として、8月には地域の公民館で、避難所生活体験を1泊2日で行ったり、地元企業や大学で行われる「防災学習」に参加したり、さまざまな防災活動を行っている。
② 地域の伝統行事に関わる活動
半田市には古くから、「山車まつり」という伝統行事があり、地元亀崎にも5台の山車が存在する。春になると、町全体がまつりムードになり、子どもたちもそんな環境の中、成長をしてきている。平成29年に世界文化遺産に登録された亀崎の山車まつり「潮干祭」は、毎年ゴールデンウィークに行われ、たくさんの訪問客で町が大きな盛り上がりを見せる。
亀崎の地域で生まれ育った子どもたちは、自分の生まれ育った地区の山車の名前はもちろんのこと、すべての山車の名前を多くの子どもたちは知っており、伝統行事に対する関心が高い。小学校では、3年生の総合的な学習の時間を使い、伝統行事に関わる学習を進め、深めている。
③ 環境に関わる活動
本校は、「正しく 強く 美しく」を校訓とし、その具現化に努めることを教育目標として掲げている。その中でも、生涯を通して学び続け、地域に対して誇りと愛情をもち、礼儀正しく思いやりの心をもった児童の育成を目指している。とりわけ、一人一鉢運動、あいさつ運動、そして防災活動に特に力を入れ、地域に根ざした学校を目指している。その中にも取り上げられる「花」の生長については、子どもたちの成長に照らし合わせ、ともに伸びる喜びを教師と児童で感じている。実際の学校での取り組みは、全校児童による「一人一鉢運動」である。パンジーやビオラを、栽培観察し、校内を華やかにしている。3月には、栽培した花で卒業生の花道を飾ることも行う。また、5月の潮干祭の会場や駅を花で飾り、お祭りの訪問客の方たちからも、絶大な評価を得ている。
潮干祭会場の片付けの手伝いや、清掃活動は地域と協力しながら毎年子どもたちも参加をしている。
来年度の活動計画
[ 5月] ・地域の花いっぱい活動(亀崎潮干祭りでの街灯鉢飾り)
[ 6月] ・消防操法大会に参加(亀っ子防災隊)
・地域の伝統文化や行事の学習(鞘倉や山車の見学)
[ 8月] ・地元企業の防災活動に参加(地域企業の取り組み視察)
[10月] ・防災講話
[11月] ・地域の防災訓練に参加(防災Dayキャンプ)
[12月] ・「避難札」を地域に配布
[ 2月] ・地域の減災イベントに参加
[ 通年] ・花いっぱい活動