2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

海洋, 減災・防災, 環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等

本校は、「正しく・強く・美しく」を校訓として、ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野を通して安全に行動し、家族や仲間、地域のために進んで貢献する児童の育成を目標としている。

地域に関わる教材を柱に、①海洋に関わる活動、②防災に関わる活動、③地域の伝統行事に関わる活動、④環境に関わる活動を行っている。

①海洋に関わる活動

1年生では、生活科の時間に「亀崎のはまであそぼう」という単元を設定し、亀崎の浜に出向き、サンドアートや貝殻拾いに取り組んだ。サンドアートでは、輪郭にあたる部分の砂をスコップで掘り、内部に砂を積み上げればよいことに気付いた児童が多かった。また、拾った貝殻を使って作品に模様を付ける児童もいた。海沿いならではの貴重な体験活動である。

②防災に関わる活動

5年生では、総合的な学習の時間に「自然の脅威に備えよう」という単元を設定し、防災の学習に取り組んだ。災害について調べ、調べたことを基に、「自分たちでもできる防災」について考えてレポートにまとめた。

また、自分の命を自分で守ること、そして、地域で団結して地域の防災力を高めていくことを目的とし、「亀っ子防災隊」という組織を児童、教員、地域で結成している。

③地域の伝統行事に関わる活動

半田市には、古くから「山車まつり」という伝統行事がある。亀崎にも5組の山車が存在し、地元を大いに盛り上げる。春になると、町全体が祭りムードに包まれる。その環境の中で育ってきた本校の児童も同様である。亀崎の山車まつり「潮干祭」は、毎年ゴールデンウィークに行われ、たくさんの訪問客で町が大きな盛り上がりを見せている。本年度は3年ぶりの開催であったため、積極的に山車を引いたり、お囃子に参加したりする児童が多く見られ、コロナ禍前の賑わいを取り戻していた。

3年生では、地域を大切にする児童の育成を目指し、総合的な学習の時間に「亀崎じまんをしよう」という単元を設定し、地域学習に取り組んだ。山車のことを詳しく知っている児童も多いが、地域に出向き、サヤ蔵に入って山車を近くで見学したり、ゲストティーチャーから潮干祭の歴史について聞いたりする活動を通し、地域の伝統行事への興味・関心を一層高めることができた。

④環境に関わる活動

全校児童による「一人一鉢運動」に取り組んでいる。パンジーやビオラを育て、豊かな心の育成を図っている。卒業式には、育てた花で卒業生の花道を飾り、卒業生へのお祝いの一つとしている。

4年生では、総合的な学習の時間に「亀崎海岸の環境について考えよう」という単元を設定し、環境学習に取り組んだ。亀崎海岸の水質を調査し、まとめたことを友達に発表した。発表したことを基に、亀崎海岸を美しく保つために何ができるかを考え、浜のごみ拾いに意欲的に取り組んだ。また、校内や地域の環境問題にも興味・関心を広げることができた。

来年度の活動計画

4月 亀崎じまんをしよう(3年)

5月 地域の花いっぱい活動

潮干祭への参加・参観

6月 亀崎のはまであそぼう(1年)

8月 防災キャンプ実施

9月 亀崎海岸の環境について考えよう(4年)

10月 亀崎の町の人に会いたいな(2年)

11月 自然の脅威に備えよう

市総合防災訓練に参加(かめっ子防災隊)

『通年』花いっぱい活動