2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等

本校は、「正しく・強く・美しく」を校訓として、ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野を通して安全に行動し、家族や仲間、地域のために進んで貢献する児童の育成を目標としている。

地域に関わる教育を柱に、①防災に係わる活動、②地域の伝統行事に係わる教育、③環境に係わる学習を行っている。

①防災に係わる活動

5年生の総合的な学習の時間に「自然の脅威に備えよう」という単元を設定し、「地域を愛し、地域に自分から関わり、地域をよりよくしていこうとするかめっ子」の育成を目指した。

マイタイムライン(防災行動計画)を各自が作成することを最終目標とし、その過程で大きく次の防災学習に取り組んだ。

1 消防署より災害・防災の講話

2 地域の方の話「亀崎地区の過去の災害について」

3 個人レポート作成「地震や風水害について」

4 市防災交通課より「防災マップの作り方講座」

5 災害時の身近な地域の危険箇所現地調査(自主防災会とともに)

6 亀崎防災マップ作成

 

また、自分の命を自分で守ること、そして地域で団結をして地域の防災力を高めていくことを目的として「亀っ子防災隊」という組織を児童と教員そして地域の方と結成している。

 

②地域の伝統行事に係わる活動

半田市には古くから、「山車まつり」という伝統行事がある。亀崎にも5組の山車存在し、地元を大いに盛り上げる。春になると、町全体が祭りムードにつつまれる。その環境の中で育ってきた子どもたちも同様である。亀崎の山車まつり「潮干祭」は、毎年ゴールデンウィークに行われ、たくさんの訪問客で町が大きな盛り上がりを見せるが、コロナ禍のため今年度も残念ながら中止となった。

 

地域を大切にする児童の育成を目指して、3年生総合的な学習の時間に「亀崎じまんをしよう~かめっ子潮干祭をしよう~」という単元を設定し取り組んだ。地域に出向いて①サヤ見学②地元美術館見学③潮干祭の話を聞く会を実施した後、実際に自分達で潮干祭に関連する「山車・幕・看袢・ポスター」を作成し、かめっ子潮干祭を校内で開催した。

③環境に係わる活動

全校児童による「一人一鉢運動」に取り組んでいる。パンジーやビオラを育て、豊かな心の育成を図っている。5月には、潮干祭の会場や亀崎駅周辺を育てた花で飾る。訪問客からも絶大な評価を得ている。また、そつ標識には、育てた花で卒業生の花道を飾り、卒業生のお祝いの一つとしている。

来年度の活動計画

[ 5月]地域の花いっぱい活動(亀崎潮干祭での街頭花飾り)

地域の伝統文化や行事の学習(サヤや山車見学)

[ 6月]亀崎じまんをしよう(2年)

[ 7月]地元企業の防災活動に参加

[ 8月]防災キャンプ実施(かめっ子防災隊)

[ 9月]亀崎の環境について考えよう(4年)

[10月]自然の脅威に備えよう・防災マップ作り(5年)

[11月]かめっ子潮干祭開催(3年)

市総合防災訓練に参加(かめっ子防災隊)

[通 年]花いっぱい活動