2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 世界遺産・地域の文化財等, 国際理解

 下記①~③の活動成果を、校内発表会や校内常設展示、ユネスコ協会の活動報告会等を通して、全校生徒や保護者、地域の方に向けて発信した。また、今後の活動として、さらに隣接する附属小学校や地域との連携を深めていく予定である。

①科学部の活動【環境・生物多様性・歴史・地域理解】
 鎌倉の海岸(由比ヶ浜・材木座海岸)で年2回ビーチコーミング(漂着物調査)を行った。今年度は、上記の内1回を鎌倉ユネスコ協会と協力して、ビーチコーミング活動を行い、理解を深めた。
 採集した漂着物を、「生物・自然」「文化・歴史」「環境」の3つの観点から分類し、研究を進めた。調査結果については、部内で検討の上、校内発表会にて展示、および口頭発表を行った。

②帰国生の活動【国際理解・伝統文化・地域理解】
 本校に在籍する約40名の帰国生が、「鎌倉に観光に訪れた外国の方へのインタビュー」や「日本文化の体験活動(茶道・寺社めぐり)」などの活動を通して、海外から見た鎌倉の特徴や魅力について学習した。また、「海外生活体験発表会」を行い、帰国生一人ひとりが、自分の滞在していた国の文化や生活体験について、全校に発表したり、隣接する附属小学校の児童を対象に交流会を行ったりをした。

③総合的な学習の時間【地域理解】
 人との交流を中心にした実践的・体験的な学習活動を通して,情報活用やコミュニケーションに関する基礎的・基本的な知識及び技術を習得するとともに,社会や職業と自己とのかかわりについて理解を深め,自己の将来にかかわる問題を主体的に解決する能力と態度を育む目的で学習を行った。

 ・「鎌倉地域を知る学習」(1年生)
  鎌倉地域の方をはじめとする様々な人との出会いや学びの中で,鎌倉地域の特徴や魅力について考える。

 ・「鎌倉を支える人たちの思いを知る学習」(2年生)
  職業学習等を通して,自分が現在の社会で生きていく上で必要な力について考える。

 ・「鎌倉のためにできることを実行する学習」(3年生)
  個人で探究するテーマを設定し、修学旅行等を通して,鎌倉をより良い場所にするために何が出来るのかを考え、今後の自分の生き方について考える。

来年度の活動計画

・総合的な学習の時間
 人との交流を中心にした実践的・体験的な学習活動を通して,情報活用やコミュニケーションに関する基礎的・基本的な知識及び技術を習得するとともに,社会や職業と自己とのかかわりについて理解を深め,自己の将来にかかわる問題を主体的に解決する能力と態度を育む目的で学習を行い、内容をより充実した物へと改善していく。

・科学部
 鎌倉の海岸(由比ヶ浜・材木座海岸)で年2回ビーチコーミング(漂着物調査)を継続して行う。また、近隣の小中学校と合同で行っていくことも企画したい。採集した漂着物を、「生物・自然」「文化・歴史」「環境」の3つの観点から分類し、継続して、研究を進めていく。

・帰国生の会
 海外から見た鎌倉の特徴や魅力について学習した結果を、「海外生活体験発表会」にて、自分の滞在していた国の文化や生活体験について発表したり、隣接する附属小学校の児童を対象に交流会を行う。一人ひとりが考える場としたい。

・教科
 校内で行っている各教科のカリキュラム・マネジメントと絡め、ESDの視点も取り入れ、教科授業の中で考えることが出来るよう、各教科間の連携が行えるようにしたい。