2021年度活動報告
本年度の活動内容
減災・防災, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 人権
今年度もコロナ禍により、予定していた活動ができず、課題探求型学習として以下のような内容を実践した。
活動の概要
本校は、「地域社会と自己の関わりを見出し、自己の在り方生き方を考え、自己効力感を高める」を活動テーマとして、活動の中心となる2年生の地域をフィールドとした学習について、以下の12のテーマを設定し、各クラスを2班に分けて取り組んできた。
【今年度の生徒が探究したテーマ】
〇飲食店に関するガイドブックづくり
〇おがせ祭りの魅力を発信するガイドブックの作成
〇各務原市内に残る伝承についてのガイドブックの作成
〇各務原にんじんと規格外にんじんの活用方法を紹介するガイドブックの作成
〇各務原になぜ飛行場があるのかについてのガイドブックの作成
〇各務原台地特有の黒ボク土に関するガイドブックの作成
〇各務原市内にある航空産業に関するガイドブックの作成
〇金属団地の魅力ある会社の紹介ガイドブック
〇各務原市の養蚕について
〇各務原市の指定文化財について
〇各務原市に特有なシデコブシ・ヤマモモ・チョウ・トンボなどの生態調査
〇各務原市内の公園(学びの森)の魅力について
ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野、特に③異文化学習および文化の多様性と文化遺産の尊重を通して、自己の在り方生き方を明確にし、表現し、実現するの力の育成を目標とした。
1.本校の「ふるさと教育」における3年間の学び
本校では「ふるさと教育」の3年間のカリキュラムを図1のように位置づけた。そして、 探究のプロセスを学習する単元を2単元行い、そのうえで、地域をフィールドとした課題探究を行い、地域社会と自己の関わりを見出し、自己の在り方生き方を考え、自己効力感を高める機会としている。
<図 1>
2.2年生におけるこれまでの取組み
活動の中心となる2年生の地域をフィールドとした学習について、図2のような探究過程を作成、以下の12のテーマを設定し、各クラスを2班に分けて取り組んできた。
<図 2>
【今年度の生徒が探究したテーマ】
〇飲食店に関するガイドブックづくり
〇おがせ祭りの魅力を発信するガイドブックの作成
〇各務原市内に残る伝承についてのガイドブックの作成
〇各務原にんじんと規格外にんじんの活用方法を紹介するガイドブックの作成
〇各務原になぜ飛行場があるのかについてのガイドブックの作成
〇各務原台地特有の黒ボク土に関するガイドブックの作成
〇各務原市内にある航空産業に関するガイドブックの作成
〇金属団地の魅力ある会社の紹介ガイドブック
〇各務原市の養蚕について
〇各務原市の指定文化財について
〇各務原市に特有なシデコブシ・ヤマモモ・チョウ・トンボなどの生態調査
〇各務原市内の公園(学びの森)の魅力について
図 3 加佐美神社での取材 |
地域の魅力を知る活動の中には、地域の企業や公共団体等の人々と実際に出会い、直接話を聞く活動を通じて、地域のモノ・ヒト・コトを知り、地域に愛着をもてるようにした。さらに、小学生に対して地域の魅力を発信するパンフレットを作るという課題を設定した。これは、高校生である自分たちが地域の魅力をしっかりと理解し、さらに小学生にわかるような言葉を選び、表現する力が求められるように設定した。
図 4 学校にてより詳しく話を聞く |
生徒たちはタブレット端末を活用し、校内外での探究活動を記録したり、探究の結果のまとめとして小学生向けのパンフレットを作成したりした。(パンフレットは市の教育委員会を通じて市内各小学校に配付した。)(図3~6参照)
4.今後の継続学習について
生徒らはこれまで学んだ探究の内容を整理し、パワーポイントを作成して発表を行う。
さらに、春休みを活用して、これまで仲間と協働して学習した内容を、下記の①から③を踏まえて各自小論文を作成し、活動の成果をまとめることになっている。
①探究学習を通して学んだ地域の魅力について
②地域の魅力をよりよく発信するための課題と解決策
③自己の在り方生き方と関連させて、今後地域でどのように活躍していきたいか
図 5 岐阜新聞(R3.6.22朝刊) |
図 6 岐阜新聞(R3.12.9朝刊) |
来年度の活動計画
一昨年度取り組んだ、「服のチカラ」プロジェクトを、学校祭の活動の1つとして実施予定。その前年度まで2年連続取り組んだ「世界一大きな授業」も、学年単位の探究活動として実施予定。
オーストラリアとアメリカで提携している2つの姉妹校との交流再開による国際交流活動の発展、およびオンラインを活用した交流活動を開始。
この2年行っている「ふるさと教育」の探究活動による地域貢献の継続と発展。