2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 福祉

本校は、「世の光となれ」をモットーに、ESDをミッションスクールの使命と捉え、SDGsを主なテーマに持続可能な社会の担い手の育成を目標として活動している。

具体的には、地球的諸課題およびSDGsについての生徒の理解を深めることを目的として、①SDGsに係わる学習活動を通した生徒の持続可能な開発に関する価値観・コミュニケーション能力・奉仕の精神などの育成 ②SDGsに係わる活動   ③国内被災地支援に係わる活動   ④その他持続可能な社会の担い手の育成に係わる活動を行った。

 

①SDGsに係わる学習活動

貧困・教育・ジェンダー・都市などをテーマに、現代社会や総合的な探究の時間などにおいてSDGsに係わる学習活動を4回実施した。内訳は、外部講師による講演会が2回、ワークショップ1回である。これらの活動のうち、一般社団法人FACE to FUKUSHIの講師において、生徒は人口減少社会の進展から地域を考えるとともに、福祉事業者の事例を参考に「自分は誰のために何をしたいのか」について考えた。

 

 

②SDGsに係わる活動

NPO・企業などと連携し、募金や物品収集などのSDGs達成(主に貧困・保健・教育)に向けた4つの活動を実施した。これらの活動のうち、2011年から継続する公益社団法人日本ユネスコ協会連盟主催ユネスコ世界寺子屋運動において、生徒が作成したメッセージ入りのリーフレットを市内の各教育機関、商業施設などに掲示するなどした。

 

 

➂国内被災地支援に係わる活動

東北のNPO法人などと連携し、被災地復興に向けた3つの活動を実施した。これらの活動のうち、室蘭市主催防災フェスタ2020において、生徒は2012年から継続実施している生徒ボランティア派遣事業で得た学びと気づきをポスターにまとめ展示するとともに、成果を発表した。

 

 

④その他持続可能な社会の担い手の育成に係わる活動

地域の諸団体と連携し、校外の多様な人々と交流する2つの活動を実施した。これらの活動のうち、2011年から継続実施している雪かきボランティアでは、学校近隣の5件の高齢者宅を担当した。

来年度の活動計画

今年度同様、持続可能な社会の担い手の育成を目標として、外部と連携しながら、SDGsを主なテーマに据え、活動を上記①~④に分類・精選して、活動する。

また、「体系的な思考力」「批判的かつ創造的な思考」を高める指導方法を充実させるべく、課題解決型の学習を重視した教育課程・教科横断的な指導計画の研究・立案を進める。