2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 国際理解, 平和, 人権, 持続可能な生産と消費

本校は、「世の光となれ」をモットーに、ESDをミッションスクールの使命と捉え、SDGsを主なテーマに持続可能な社会の担い手の育成を目標として活動している。

具体的には、地球的諸課題およびSDGsについての生徒の理解を深めることを目的として、①SDGsに係わる学習活動を通した生徒の持続可能な開発に関する価値観・コミュニケーション能力・奉仕の精神などの育成 ②SDGsに係わる活動   ③国内被災地支援に係わる活動   ④その他持続可能な社会の担い手の育成に係わる活動を行った。

 

①  SDGsに係わる学習活動

貧困・教育・生物多様性などをテーマに、総合的な学習の時間などにおいてSDGsに係わる学習活動を4回実施した。内訳は、外部講師による講演会が3回、ワークショップ1回である。これらの活動のうち、国連の記念日(世界食料デー)に関連するものとして、FAO(国連食糧農業機関)日本事務所所長の講演、及び国際協力NGOが考案した世界の食料格差を体験するワークショップがある。

 

②   SDGsに係わる活動

NPO・企業などと連携し、募金や物品収集などのSDGs達成(主に貧困・飢餓・教育)に向けた5つの活動を実施した。これらの活動のうち、2011年から継続する公益社団法人日本ユネスコ協会連盟主催ユネスコ世界寺子屋運動において、生徒が作成したメッセージ入りのリーフレットを市内の各教育機関、商業施設などに掲示するなどした。

 

③   国内被災地支援に係わる活動

東北のNPO法人などと連携し、被災地復興に向けた5つの活動を実施した。これらの活動のうち、2012年から継続実施している生徒ボランティア派遣事業において、生徒は、岩手県釜石市で傾聴を主としたボランティア活動を行い、東北の現状について理解を深め、帰校後、啓発ポスターを作成するなどした。

 

④   その他持続可能な社会の担い手の育成に係わる活動

国内外の諸団体と連携し、幼児から高齢者まで多様な人々と交流する9の活動を実施した。このうち、国際交流に係わる活動は4つである。中でも国際交流に係わる活動のうち、一般財団法人ジャパンアートマイル主催アートマイル国際交流壁画共同制作プロジェクトにおいて、メキシコの学生と共同で壁画を作成するなどした。

来年度の活動計画

今年度同様、持続可能な社会の担い手の育成を目標として、外部と連携しながら、SDGsを主なテーマに据え、活動を上記①~④に分類・精選して、活動する。

また、「体系的な思考力」「批判的かつ創造的な思考」を高める指導方法を充実させるべく、課題解決型の学習を重視した教育課程・教科横断的な指導計画の研究・立案を進める。