2018年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

エネルギー, 環境, 国際理解, 減災・防災, 世界遺産・地域の文化財等

 本校では、「グローバルな視点と高いコミュニケーション能力を持つ生徒の育成」をテーマとして、教職員および生徒が国際理解を深め、国際社会で生きる上で必要な国際感覚を養うと同時に、日本人としての自覚を持ちつつ世界の人々と共に生きる社会を築くために、何が出来るかを考え行動できることを目標としている。ユネスコ活動について学び、異文化理解を深める中で、様々な世界的課題に目を向け、それらの解決に向け積極的に行動できる生徒を育成したいと考えている。
 具体的には、①書き損じはがきや古切手、古本の回収活動 ②アートマイルによる海外校との交流・環境教育 ③熊野古道学習による世界遺産教育 等を行った。
①書き損じはがきや古切手、古本の回収活動
 5月28日(月)ユネスコ協会より講師を招いて「ユネスコってなんだろう」というテーマで講演会を開催した。自分たちの活動がどのように役立っていくのかがわかり、回収に対するモチベーションが高まり、回収される本、はがき、切手の数が増えた。
②アートマイルによる海外校との交流
 サウジアラビアの中学校との交流を継続中である。前期は「プラスチックゴミによる環境汚染」をテーマに互いに調べ学習した内容をテレビ会議システムを使って交流した。画面上とはいえ、遠い異国の生徒と目前で交流できたことで、国際交流に対する意識が高まった。後期は卒業式を目標に互いの想いを込めたアート(壁画)の製作に取り組んでいる。
③世界遺産(熊野古道)学習と交流
 夏休みを利用して2年生の有志が熊野古道を歩いた。現地のスタッフにお話を聞いたり、資料館で調べ学習を行い、まとめを文化祭で発表して還流した。
 また、3年生では大学の先生と連携して、オーストラリアの中学校と自国の世界遺産について交流するとともに、異文化理解を深めるESD授業モデルの開発を行った。  

 その他の活動として、大学の附属学校である環境を活用し、大学の留学生と交流したり、地域のユネスコの集いに参加し諸外国の生徒との交流を行っている。

来年度の活動計画

 本校では、生徒会組織内の「国際福祉活動部」が推進役となって活動を進めている。
平成31年度においても、国際福祉活動部を中心に情報発信や学習活動の提案をしていくことになる。具体的な内容については未定であるが、本年度同様、国際理解教育を中心に国際交流、環境・エネルギー学習、防災学習などに取り組んでいく予定である。