2021年度活動報告
本年度の活動内容
減災・防災, 環境, 福祉, 持続可能な生産と消費, ジオパーク
本校は「広く伊豆全域をフィールドととらえ、体験的・実践的な学習を通して、地域社会の産業・文化・歴史を理解し、地域社会の発展に貢献できる人材を育成する」ことをテーマに活動した。
➀地域社会に関わる学習【地域と福祉/防災・地域課題解決/修善寺大掃除など】
・1年生は、「地域と福祉/防災」をテーマとして探究・発表するグループ学習で、高校生にもできる解決策を考えた。
・2年生は、地域課題の解決策を探究する「自分の町の×」、及び地域のギャラリー経営者の講演などにより、地域課題への関心を深めた。
・3年生は、学校祭の模擬店で地域の飲食店との共同による販売・研究発表の他、伊豆市で開催の東京五輪自転車競技につき元代表選手に講演していただいた。
・3年生の選択科目「地域と産業」では、伊豆市や地域のNPOと連携して商店街でのインタビュー、賑わい創出のためのキャンドルナイトイベントなどを行い、地域活性化に貢献することができた。
・10年目(通算104回)を迎えた地域清掃活動「修善寺大掃除」では、生徒や地域住民延べ200名が参加した。生徒会を主体に毎月実施しチラシやSNSでの情報発信、各賞の受賞やメディア掲載などで注目されている。
➁環境・持続可能な生産と消費に係わる活動【授業や部活動での取り組み】
・1年生、2年生はそれぞれ国内31の諸課題から1つ選択して探究し、ポスターで発表した。また、1年次生は講演で地元企業によるSDGsの取り組みを知り、高校生にできることを考える契機とすることができた。
➂ジオパーク学習【「総合的な学習の時間」を中心としたジオパーク学習活動】
2・3年生は4月、1年生は2月にジオツアーを実施または計画、伊豆半島ジオパークについて見学・学習を行い、理解を深めている。2月には1・2年生合同で静岡大教授による講演を予定している。
来年度の活動計画
今年度も伊豆市役所、商店街他、地域の団体からの支援を受けることができたので、これらのつながりを大切にし、生徒の成長に資する教育活動を展開していきたいと考えている。また、コロナ禍の中、校外活動ができづらいという制約のもとではあるが、SDGsへの取り組みを継続したいと考えている。さらに、Society5.0、DX(デジタルトランスフォーメーション)による働き方改革等を地域社会のよき活性化材料として受け入れ、地域社会へ参画できる生徒の育成を目指したい。