2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 文化多様性, 国際理解, 平和, 福祉

本校は,「みんなで明るくたくましく」を教育理念に,ESDを「持続可能な社会づくりの担い手を育む教育」と捉え,実践していく。

①多文化共生について考えたり,自分の思いを発信したりする活動

4年生は総合的な学習の時間で「多文化共生の町 岩田」について学習した。日本人,ブラジル人,フィリピン人など多くの人種が住んでいる地域の団地に焦点をあて,共生していくための努力や工夫について学んだ。実際に住んでいる人々に話を聞くことで,多文化共生が自分たちにとって身近な問題であることを学んだ。

6年生は,国語の授業で「町の幸福論」を読み,自分たちの住む豊橋の未来について考える学習を行った。「さらに素敵な豊橋市になってほしい」という思いをもった子どもたちは地域の自治会長さんやPTA会長さんたちに自分たちの思いを発信する活動を行った。発表内容は「災害対策をして安全に暮らせる町」「交通事故のない町」「人口を増やすためには」など多岐にわたった。豊橋の現状を調べた上で,自分たちの思いを実現させている他地域の取り組みを事例として取り上げることで,説得力のある発表を行うことができた。

②防災に関する活動

6年生は総合的な学習の時間に防災について学んだ。防災危機管理課の人たちの一緒に校区を周り,危険個所を見つけたり,校区の防災倉庫を見学したりした。校区の危険な場所を地域の人にも知らせるために防災マップを作った。

③地域に愛着をもつ活動

「岩田どんどこまつり」という行事では,子どもたちが地域の方とふれ合う機会を設けることで,文化や伝統を大切にする気持ちを育てた。PTAをはじめ地域の諸団体が,子どもたちのために職業体験コーナーや学びのコーナーを企画し,運営した。子どもたちは体験を通して,自分たちの生活には大勢の人が関わっていることに気づき,感謝の心をもった。

2年生は,生活科で「公園探検」を行った。ボランティアで公園を掃除している人との出会いから,自分たちも岩田校区のために何かをしたいという思いをもった。子どもたちからの提案で公園の美化活動を行い,地域への愛着を深めた。

来年度の活動計画

多文化共生を理解し,国際理解を深めていきたい。さらに,地域と共に,地域から学ぶ持続可能なライフスタイルを身につけるための教育実践を行いたい。

〇異文化を理解し,多文化共生を目ざす活動

・お互いが気持ちよく住むための町づくりを目指している校区に焦点を当てって,多文化共生を学ぶ。

〇防災に関する活動

・市役所と連携して体験活動を充実させ,防災の意識を高める。

〇地域と共に行う活動

・地域と共に企画し,地域を知ってもらう活動を行う。

・公園のボランティア掃除をしている人たちと共に公園掃除をする。