所在地 | 〒922-8525 加賀市熊坂町ヲ77番地 |
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電話番号 | 0761-72-0715 |
ホームページ | https://cms1.ishikawa-c.ed.jp/daisjh/ |
加盟年 | - |
2023年度活動報告
海洋, 環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 持続可能な生産と消費
2022年12月~2023年2月:チャレンジ期間、2023年3月~キャンディデート校。
「課題研究」を中心とした探究活動やふるさと学習を通して、生徒一人ひとりが持続可能な社会の担い手となるための資質の向上を目指しESDに取り組みました。
5月には1,3年生が恒例の地元の海岸清掃ボランティアを行いました。海洋プラスチックゴミの現状を理解したうえで、廃棄物に付加価値を付けて再生する「アップサイクル」の考え方を学びました。10月28日には県内の商業施設でこれらの知識を活かし、子どもたちを対象とした漂流ゴミを活用した万華鏡づくりを体験できるブースを出展しました。
今年度は特に「サステナブルツーリズムビジネス創造プロジェクト」として観光産業の活性化について取り組みました。持続可能な地域経済の発展を探究する目的で、観光甲子園SDGs修学旅行部門に応募しました。オリジナルの加賀パフェづくりを通して修学旅行生との交流を主たるテーマにした企画です。加賀パフェとは石川県加賀市のおもてなし喫茶メニューとして生まれた人気のご当地スイーツメニューです。この探究活動を通して農業をはじめとする1次産業の発展や興味関心を高めることに繋げることもできました。この企画は応募件数509の中から決勝の5チームに勝ち残りました。
また、経済の活性化と集客につなげることを目的として地元資源を活用した商品開発を行いました。開発した商品は、地元片山津温泉の源泉と石川県のブランド米「ひゃくまん穀」のエキスを使った香水です。
令和6年度の実現を目指した修学旅行誘致にも取り組みました。城下町大聖寺を高校生が観光ガイドを行ないながら散策します。中学生との交流も目的としており、内容については満足していただける観光商品を目指し現在も検討しています。このように、「環境」「文化」「経済」の保護と発展など持続可能な観光教育への取り組みを通して、専門的な知識・技術を深化させるとともに、地域との連携を積極的に推進し、地域の観光産業の活性化や経済の発展を目指す活動を探究しました。
来年度の活動計画
次年度も加賀市が持つ豊富な地域資源の「発見」と「活用」、および、地域との連携を深めることで、地域を担う産業人の育成と学校づくりに取り組みます。今年度に引き続き「観光」を探究テーマにしたESDを行ないます。地元の資源を活用した商品開発や誘客のための企画の提案、デジタルコンテンツを活用した情報発信などです。本校の教育目標は地域に貢献する産業人の育成であり、社会科、家庭科、商業科など教科横断的な取り組みを行ないながら、持続可能な地域社会を目指した教育プログラムを実践していきます。
また、加賀市では毎年、ロボットを使ったアメリカ発信の教育プログラムであるロボレーブの国際大会を開催しており、工業科の生徒は毎年優秀な成績を収めています。大会における国際交流やNASAとのプログラミング学習を通してグローバル人材の育成を目指します。