2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

福祉, 食育

今年度は、コロナ禍のため、下記活動のみ実施できた。

① 人権・福祉に関わる活動(4年生)

地域の福祉やその活動に関わる人々とのつながりとして,福祉実践教室を通して,障害をもつ方とその方を支えるボランティアの方と接することから,郷土を愛する心を育む教育活動を展開した。市内の社会福祉協議会の協力を得て,自分の今の幸せも維持しつつ,未来の幸せを考えるということと関連させていった。また,ユニバーサルデザイン化の社会についても考え,誰もが過ごしやすい社会にするために,相手を思いやる心をもち,高齢な方や障害をもつ方,幼い子等とのくらしを考える教育への発展につなげていった。

② 食育・持続可能な生産と消費に関わる活動(5年生)

地域の力を借りながら社会や地域の人々に貢献することがすべての人への喜び,自分たちの喜びにつながるとして,地域から借りている田んぼ(東っ子の田)での米づくりの活動を展開した。自分たちが自ら生産し消費することが地域や社会に貢献できるという教育への発展につなげていった。 

来年度の活動計画

次年度は,ESDにつながる身に付けさせたい力とめざす児童の姿を「主体的・対話的で深い学び」の「3つの学び」から育むよう努めてきた。ESD研修より,「よりよい社会の構築に向けて,立場や見解の違いを超えて,関係する人々とともに粘り強く考え行動し続ける人材」が具備する能力・人間性の要素が5つあることを学んだ。その中の一つに「進んで仲間にはたらきかけ,協働してよりよい成果をつくりだせる『コラボレーション力』」がある。これからもこの「コラボレーション力」を具現化し,身に付けさせたい児童の力として実践していきたい。そのため,「3つの学び」を教育活動の中心として展開しながら各学年のテーマにおけるESDカレンダーを見直し,教職員の指導に留まらず,地域の方や専門性のある方とのつながり,有意義な人材や地域力の活用を目指したい。