2018年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 平和, 人権, 福祉, 減災・防災, 健康

本校は、平成29・30年度の2年間、東京都教育委員会「持続可能な社会づくりに向けた教育推進校」の指定を受けている。研究主題を「基礎的・基本的な行動様式の定着と社会的実践力の育成」とし、生徒自身が様々な問題を解決しながら主体性を育むと共に、社会の一員として活躍できる「社会的実践力」を育成することを目指した教育に取り組んできた。授業はもちろんのこと、すべての教育活動において生徒の主体的な取組を促し、体験的な活動を通して「社会的実践力」の基礎を培うことを図っている。

()人権教育・道徳教育に係わる活動

道徳授業地区公開講座を地域に公開して、講師を招いた研究協議会を開催し、意見交換を行った。また、毎週木曜日に生徒と民生児童委員やPTAの方々と「あいさつ運動」を行った。

() 防災教育に関わる活動

    地域と連携して防災訓練を実施し、地域防災に対する意識を高めた。1学年では、消防署防災チームの方を講師に、自分の住む地域の災害時について学び、「自助」と「共助」について学習した。2学年では、日本赤十字社から講師を招き、AED訓練を行った。3学年では、避難所設営訓練・炊出し訓練・防災倉庫の確認等を行った。

(3)オリンピック・パラリンピック教育に関わる活動

①車椅子バスケット日本代表選手を講師に招いて、車椅子での競技を体験し、障害者理解や福祉について学ぶ機会を設けた。

  ②野沢温泉村宿泊体験学習では、自然の偉大さや大切さを学び、スキー実習を通して、進んで身体を鍛える姿勢とスポーツへの興味や関心を高める取り組みを行った。

③茶道・華道体験を実施した。全員がお手前と生け花を体験し、日本の伝統文化の精神について学んだ。

 () 環境教育に関わる活動

   朝の清掃活動を実施したり、校地内に花の苗を植えて「花いっぱい運動」を展開した。

また、生徒会が全校生徒の有志に呼びかけて地域清掃を実施した。

(5)ボランティア教育に関わる活動

ボランティア部や吹奏楽部は、「稲城手づくり市民祭り」や、夏休みに行われた自治会主催の「夏祭り」などの地域行事でボランティア活動に取り組んだ。

来年度の活動計画

()人権教育と道徳教育の推進

 すべての教育活動を通して人権教育を推進し、道徳教育を積極的に展開する。

()学習習慣の確立と基礎学力の向上

  本時のねらいを明確にした授業に取り組むと共に、ユニバーサル・デザインに配慮した「分かる授業」や「楽しい授業」の工夫を行う。

 (3)オリンピック・パラリンピック教育の推進

   生徒の体力向上を図るとともに、日本の伝統・文化や芸能、他国の文化等についての理解を深める。さらに、生徒のボランティア・マインドを育む。

()体験的活動の推進

    生徒の自主・自立の精神を育むために、生徒の主体性を生かした体験的活動を重視

する。華道・茶道・和楽器などの日本の伝統・文化に関わる体験活動や地域防災訓練

を行う。

(5)特別支援教育の推進

    全ての人が互いに認め合い、学び合う環境づくりを行い、障害に対する理解を促進する。

 (6)小・中連携教育の推進と地域行事への参加

    地域行事への参加やボランティア活動への関わりを促し、持続可能な社会づくり向けた教育を通して培った「社会的実践力」を発揮する機会を提供する。