2018年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 環境, 国際理解, 世界遺産・地域の文化財等, 食育

本校は豊橋市の東部に位置し、全校約730人が在籍している。校区内には旧東海道が通り、大蔵山を中心とする岩屋緑地があり、自然や歴史に富んだ地域である。この地域の特性を生かし、ESDとして総合的な学習の時間の中で地域に根ざした特色ある教育活動の推進している。

具体的には、環境、防災、食育を柱に、①公園での木の実拾いや町探検に係わる活動(1、2年)、②地域の特産物であるサツマイモに係わる活動(3年)、③校区内にある岩屋緑地に係わる活動(4年)、④校区の歴史・地理に係わる活動(5年)、⑤国際理解に係わる活動(6年)を行っている。

①公園での木の実拾いや町探検に係わる活動(1、2年)

1年では「秋みつけ」の活動として「岩屋緑地に親しむ会」の方に木の実の種類を教えてもらいながら岩屋緑地で木の実拾いをした。2年では町探検の活動として校区内にある店や施設を訪問し、グループごとにまとめ、発表した。

②地域の特産物であるサツマイモに係わる活動(3年)

飯村の特産物であるサツマイモの作り方を校区の「おイモの先生」から学び、校庭の農園にサツマイモを育てた。その世話を通して収穫の喜びを味わうとともに,地域の人々との交流を図り,地域に愛着を深めるようにした。種類や育て方など,サツマイモについて興味をもったことを調べ,発表し合った。

③校区内にある岩屋緑地に係わる活動(4年)

 里山を守るボランティア「岩屋緑地に親しむ会」の方と交流し,共に活動する中で,自分たちが岩屋緑地の自然と共存しているという意識を高めた。活動としてはグループで岩屋緑地を探検し、生殖している植物や生息している動物、建立されている銅像などについて調べ学習をした。また、岩屋緑地でのオリエンテーリングでは「岩屋緑地に親しむ会」の方にも協力してもらい、ポイントごとで植物や銅像などの説明をしていただいた。活動のまとめとして、グループごとに岩屋緑地について調べてわかったことや考えたことをまとめた。そして、お世話になった「岩屋緑地に親しむ会」の方と3年の児童を招いて、発表会を開いた。

④校区の歴史・地理に係わる活動(5年)

学校と校区の歴史や地理,特徴について調べ、学校と校区のよさに気づき,愛着を深めるようにした。地域の人たちの思いや願いを知り,その実現のために地域の人たちとともに,自分たちにできることを実行していこうという気持ちを高めた。

⑤ 国際理解に係わる活動(6年生)

ブラジル人の方と触れ合ったり、地域のブラジルの食料品店に行ったりして、ブラジルの文化や習慣について学習している。活動としては、ブラジル人の方からブラジルの遊びを教えてもらって一緒に遊んだり、ブラジルの食料品店で食材を購入し、ブラジルのお菓子であるブリガデイロを作ったりした。これらの活動を通して、子どもたちは覚えたポルトガル語を使いながらブラジル人の方と交流を深め、ブラジルの文化や習慣について興味や関心を高めることができた。

来年度の活動計画

1年は岩屋緑地で「秋みつけ」の活動を行う。「岩屋緑地に親しむ会」の方に木の実の種類を教えてもらいながら岩屋緑地で木の実拾いを行う。身近な自然と係わり、季節の変化に気づくことができるようにする。

2年は町探検として校区内にある店や施設の秘密を見つける活動を行う。校区内のさまざまな場所やもの、人に出会いながら、地域への親しみと愛着を深めるようにする。

3年は地域の特産物であるサツマイモに係わる活動を行う。校庭の農園にサツマイモを育て,その世話を通して収穫の喜びを味わうとともに,地域の人々との交流を図り,地域に愛着をもつようにする。

4年は校区内にある岩屋緑地に係わる活動を行う。里山を守るボランティア「岩屋緑地に親しむ会」の方と交流し,共に活動する中で,自分たちが岩屋緑地の自然と共存しているという意識を高める。

5年は校区の歴史・地理に係わる活動を行う。学校と校区の歴史や地理,特徴について調べ、学校と校区のよさに気づき,愛着を深めるようにする。

6年は国際理解に係わる活動を行う。ブラジル人の方と触れ合ったり、地域のブラジルの食料品店に行ったりして、ブラジルの方との交流を深める中で、ブラジルの文化や習慣について興味や関心を高める。