• とよはししりついむれしょうがっこう
  • 豊橋市立飯村小学校

  • Toyohashi Municipal Imure Elementary School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野登録なし

所在地 〒440-0835 豊橋市飯村南4-6-4
電話番号 0532-63-3165
ホームページ http://www.imure-e.toyohashi.ed.jp/imure-e/index1.html
加盟年 2014

2022年度活動報告

活動分野

減災・防災, 環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 福祉

本校は豊橋市の東部に位置し,全校約700人が在籍している。校区内には旧東海道が通り,大蔵山を中心とする岩屋緑地がある。自然や歴史に富んだ地域の特性を生かし,ESDとして総合的な学習の時間の中で地域に根ざした特色ある教育活動を推進している。

具体的には,地域,環境,防災,国際理解を柱に,①公園での木の実拾いや町探検に係わる活動(1,2年),②地域の特産物であるサツマイモに係わる活動と福祉に係わる活動(3年),③校区内にある岩屋緑地に係わる活動(4年),④校区の歴史・地理及び防災に係わる活動(5年),⑤国際理解に係わる活動(6年)を行っている。

①公園での木の実拾いや町探検に係わる活動(1,2年)

1年は「秋みつけ」の活動として「岩屋緑地に親しむ会」の方に木の実の種類を教えてもらいながら岩屋緑地で木の実拾いをした。2年は町探検の活動として校区内にある店や施設を訪問し,調べたことや気づいたことをグループごとにまとめ,発表した。

②地域の特産物であるサツマイモに係わる活動と福祉に係わる活動(3年)

飯村の特産物であるサツマイモの世話を通して収穫の喜びを味わうとともに,地域の人々との交流を図り,地域への愛着を深めた。活動の始めには,種類や育て方など,サツマイモについて興味をもったことを調べ,まとめた。また,福祉の活動では,いろいろな障害などについて調べ学習を進めた。バリアフリーの必要性への理解を深め,障害のある方たちとともに生活するために自分たちにできることをしていこうという意識を高めることができた。

③校区内にある岩屋緑地に係わる活動(4年)

岩屋緑地に生息している植物や動物、建立されている銅像などについて調べ学習に取り組んだ。わかったことや考えたことを壁新聞にまとめ、ペア学年の3年生や「岩屋緑地に親しむ会」の方を招いて発表会を行った。今年度は県のユネスコスクール交流会で,高校生と活動について交流会を行った。活動を通して、自分たちが岩屋緑地の自然と共存しているという意識を高めた。

校区の歴史・地理に係わる活動(5年)

「大切な人たちを守るために」をテーマに学習を進めた。学校や通学路などの危険箇所,今自分ができる防災対策について調べ学習に取り組んだ。子どもたちは防災は自分のこととして考えないといけない問題だと気づき,今できる対策をパワーポイントにまとめた。活動を通して,自分たちの安全を自分たちで守る術を知り,校区のためになることを広めていきたいという気持ちを高めることができた。

⑤国際理解に係わる活動(6年生)

「遠くの親せきより近くのアミーゴ」をテーマに掲げ,学習を進めた。子どもたちは,日本と外国では文化の違いが多くあることに気づき,自分で調べたことをパワーポイントにまとめ,学習発表会で発表し,外国の文化について地域の方に伝えることができた。外国籍の大人や子どもも日本国籍のみんなも,ともに仲よく過ごせる学校にしていきたいと考えることができた。

来年度の活動計画

1年は里山を守るボランティア「岩屋緑地に親しむ会」の方に木の実の種類を教えてもらいながら,木の実拾いを行う。身近な自然と係わりながら季節毎の変化に気づき,さらに地域のよさやすばらしさを再認識することができるようにもする。

2年は町探検として校区内にある店や施設の秘密を見つける活動を行う。校区内のさまざまな場所やもの,人に出会いながら,地域への親しみと愛着を深めるようにする。

3年は地域の特産物であるサツマイモに係わる活動を行う。サツマイモの世話を通して収穫の喜びを味わうとともに,地域の人々との交流を図り,地域への愛着を深める。また,福祉については,さまざまな障害やバリアフリーについて調べ学習を進め,自分たちにできることについて考えていく。

4年は校区内にある岩屋緑地に係わる活動を行う。「岩屋緑地に親しむ会」の方と交流し,共に活動する中で,自分たちが岩屋緑地の自然と共存しているという意識を高める。さらに、岩屋緑地の自然や歴史の中で興味をもったテーマについて調べ学習を進め、学びの成果を愛知県ユネスコスクール交流会で発表する予定である。

5年は校区の歴史や地理について調べ,校区の特徴を把握し,愛着を深めるようにする。その上で,災害時に地域の一員として自分たちができることを追究していく。

6年は国際理解に係わる活動を行う。学校に在籍するブラジル人児童や地域に多く住むブラジルの方から遊びや言葉を教わり,交流を深める中で,ブラジルの文化や習慣について興味や関心を高め,理解を深める。さらに、外国籍の大人や子どもも日本国籍のみんなも、共に仲よく過ごせる校内環境や町づくりについて考え、自分たちにできることから実施していく。

過去の活動報告