2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 国際理解, 人権

本校は、「国際」「防災」「人権」「地域」をユネスコスクールの学校理念として、ESDの実践を通してコミュニケーション能力を高め、他者と協働して問題解決をはかる力の育成を目標としている。

具体的には、①コミュニケーショントレーニング、②国際交流、③防災学習、④多様性理解(在日外国人・SOGI・障がい等)であるが、今年度は新型コロナウィルス感染症の影響により、②の国際交流はおこなっていない。

 コミュニケーショントレーニング

段階に応じたワークショップをおこなった。内容は以下のとおり。

(1)これまでの自分を振り返り、現在の自分をみつめる、(2)言葉の重要性、危険性を考え、コミュニケーションのあり方を考える、(3)アンガーマネージメントやアサーションなど、コミュニケーションの方法を知る。

 国際交流に関わる活動

③防災学習

防災について意識を高めることを目的とし、人ごとではなく、被災する可能性が常にあること、そして防災のために何ができるか、そしてリスクマネジメントについて生徒自身が考える機会とした。

「港区防災マップ」「大阪のゼロメートル地帯地図」「防災意識チェックシート」などを用い、現在の防災に関する知識を確認後、関西大学社会安全学部安全学科の先生による講演、防災ゲームクロスロードゲームをおこなった。

 ④多様性理解に関わる学習

自分とは価値観や考え方の異なる人も含めた、様々な立場の人の思いに触れ、自分自身を見つめなおし、自己・他者を尊重する人権意識を高めることを目的とした。今年度の学習は以下のとおり。

(A)在日コリアン

(B)SOGI

(C)障がい理解

来年度の活動計画

 

2021年度も、スクールテーマに沿った学習活動を計画している。これまでに培った、①コミュニケーショントレーニング、②国際交流、③防災・減災学習、④多様性理解(在日外国人、SOGI、障がい等)の学習をふまえ、さらに一歩進んで、SDGs達成のために行動できる人材の育成をめざす。

新型コロナウィルス感染症の影響により、国際交流には制限があると思われるが、相手校と相談の上、新たな形の交流を模索したい。