• おおさかふりついちおかこうとうがっこう
  • 大阪府立市岡高等学校

  • Osaka Prefectural Ichioka Senior High School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野減災・防災, 国際理解, 人権

所在地 〒552-0002 大阪府大阪市港区市岡元町2丁目12?12
電話番号 06-6582-0330
ホームページ https://www2.osaka-c.ed.jp/ichioka/
加盟年 2012

2022年度活動報告

活動分野

減災・防災, 文化多様性, 国際理解, 人権

本校は、「国際」「防災」「人権」「地域」をユネスコスクールの学校理念として、ESDの実践を通してコミュニケーション能力を高め、他者と協働して問題解決をはかる力の育成を目標としている。

具体的には、①コミュニケーショントレーニング、②国際交流、③防災学習、④多様性理解に関わる学習をおこなった。

①  コミュニケーショントレーニング

段階に応じたワークショップをおこなった。内容は以下のとおり。

(1)これまでの自分を振り返り、現在の自分をみつめる、(2)言葉の重要性、危険性を考え、コミュニケーションのあり方を考える、(3)アンガーマネージメントやアサーションなど、コミュニケーションの方法を知る。

②  国際交流に関わる活動

新型コロナウイルス感染症の影響により、オーストラリア語学研修は実施せず。外部講師(JICA国際協力隊)を招き、国際協力活動についての講演を実施。グローバル研修(ECC外国語専門学校とコラボ)を3月に実施予定。

③ 防災学習

大阪管区気象台の職員の指導を受け、教材『地震から命を守るために』を使い、災害時、災害直後の行動をシミュレーションした。防災について意識を高めることを目的とし、人ごとではなく、被災する可能性が常にあることを念頭に、防災のためにできること、リスクマネジメントについて生徒自身が考える機会とした。

④ 多様性理解に関わる学習

自分とは価値観や考え方の異なる人も含めた、様々な立場の人の思いに触れ、自分自身を見つめなおし、自己・他者を尊重する人権意識を高めることを目的とした。今年度の学習は以下のとおり。

・障がい理解 外部講師(立命館大学大学院生 木戸口峻 氏)による講演

⑤ 全般

3年生の「総合的な探究の時間」において「減災・防災」、「文化多様性」、「国際理解」、「人権」の4テーマの中から、各自でテーマを設定し、レポート作成、発表を行った。

⑥ その他 SDGsに関する授業等の取り組み

・国語科 第33回伊藤園おーいお茶新俳句大賞 佳作受賞(2名)

・生物科 2022年度ロボットアイデア甲子園2次審査 奨励賞(2名)

・家庭科 令和4年度国税庁主催「税に関する高校生の作文」港税務署長賞受賞

・演劇部 第72回演劇大阪府高等学校演劇研究大会E地区大会 題名:「青いジンベイザメの夜2」(多様性理解) 優秀賞受賞

来年度の活動計画

2022年度(令和4年度)と同様に、「国際」「防災」「人権」「地域」の4つの理念を基軸として、以下の学習活動計画を予

定している。

① コミュニケーショントレーニング(1学期に予定。今年度同様、ワークショップ形式を予定している。)

② 国際交流(グローバル研修他)(グローバル研修は継続実施予定。時期は未定だが来年度案内が届き次第申請予定。今年度実施したJICA国際協力隊による外部講師の講演についても、来年度秋頃に依頼できないか検討中。オーストラリア語学研修の来年度実施は現在検討中。)

③ 防災・減災学習 外部講師を招いての学習を、引き続き来年度秋頃にも依頼できないか検討中。本校は海抜0mに位置していることもあり、常に災害を意識する必要がある。

④ 多様性理解(在日外国人・セクシュアルマイノリティ・障がい等、年間を通し多様性理解をすすめられるよう外部講師の講演などを取り入れながら実施する。)

以上、様々な観点から、自分事として学べるよう幅広く学習できる機会を今後も設定していきたいと考えている。

過去の活動報告