2018年度活動報告
本年度の活動内容
国際理解, 平和, 人権, 減災・防災
本校は、「国際」「防災」「人権」「地域」をユネスコスクールの学校理念として、ESDの実践を通してコミュニケーション能力を高め、他者と協働して問題解決をはかる力の育成を目標としている。
具体的には、①コミュニケーショントレーニング、②国際交流、③防災学習、④多様性理解(在日外国人・性的マイノリティ・障がい等)に関わる学習に関わる学習をおこなった。
① コミュニケーショントレーニング
段階に応じたワークショップをおこなった。内容は以下のとおり。
(1)これまでの自分を振り返り、現在の自分をみつめる、(2)言葉の重要性、危険性を考え、コミュニケーションのあり方を考える、(3)アンガーマネージメントやアサーションなど、コミュニケーションの方法を知る。
② 国際交流に関わる活動
オーストラリア クイーンズランド州 タウンズビルで希望者による11日間の語学研修をおこなった。現地の幼稚園、小学校、中学校、高等学校で日本文化の紹介などとともに、交流を深めた。
③防災学習
防災について意識を高めることを目的とし、人ごとではなく、被災する可能性が常にあること、そして防災のために何ができるか、そしてリスクマネジメントについて生徒自身が考える機会とした。
まず、「港区防災マップ」「大阪のゼロメートル地帯地図」「防災意識チェックシート」などを用い、現在の防災に関する知識を確認した。その後、関西大学社会安全学部安全学科の先生による講演、防災ゲームクロスロードゲームをおこなった。
④多様性理解に関わる学習
自分とは価値観や考え方の異なる人も含めた、様々な立場の人の思いに触れ、自分自身を見つめなおし、自己・他者を尊重する人権意識を高めることを目的とした。今年度の学習は以下のとおり。
(A)在日コリアン
・ビデオ鑑賞「大阪生野コリアタウン」
・講演(特定非営利活動法人コリアNGOセンター)
(B)セクシュアルマイノリティ
・ワークショップ「多様な性とは、LGBTとは」
・講演(YAH)
・講演(弁護士)
(C)障がい理解
・講演(立命館大学)
・講演(大阪成蹊大学)
来年度の活動計画
平成30年度と同様に
①コミュニケーショントレーニング
②国際交流(オーストラリア交流校への訪問と受入れの相互交流)
③防災学習
④多様性理解(在日外国人・性的マイノリティ・障がい等)
に関わる学習に関わる学習をおこなう予定