2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 海洋, 減災・防災, 気候変動, エネルギー, 環境, 文化多様性, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 福祉, 持続可能な生産と消費, 健康, 貧困, グローバル・シチズンシップ教育(GCED)

本校は、「“次世代が選ぶまち”KOBEの実現-地域社会の未来を担い世界へはばたく実践者の育成-」をテーマとして、地域課題の探究と同時に正解のない国際的な課題を自分事として捉え、課題解決策を生徒自らが模索する。地域機関(大学、行政機関、団体・企業と連携し、SDGsの視点に基づくテーマについて探究活動を行い、“ESD for 2030”に向けた永続的な教育活動ができるような体制を構築している。 具体的には、地域(神戸市・兵庫県)の課題に対して生徒が地域機関の支援・協力を得て探究活動を行い、複眼的な視点を持ち地域に根差した人材を育成する。全教育活動をSDGsと関連づけるとともにSTEAM教育にも注力したカリキュラムを編成し、地域の課題に対して新たな価値を創造できる人材育成プログラムを開発している。
〔実践内容〕
Ⅰ 総合的な探究の時間
1年生:320名(創造科学科を含む)を対象に国内外で活躍する外部講師によるキャリアデザインや学問分野研究、探究学習の手法やSDGsテーマに関する講演会を課外で実施した。
2・3年生:普通科各学年280名(グローバルリサーチ受講生も含む)を対象とし、SDGsの視点に基づく課題研究を原則グループ単位で実施した。
Ⅱ 学校設定科目「創造(基礎・応用)」「RRE (Research and Report in English)」
1~3年生:各学年40名対象「創造(基礎(1年)・応用(2年))」地域課題に関する外部講師講演会、地域フィールドワーク、課題解決策の提案・実践 「RRE」(1年)地域の課題について外国人留学生に対し、英語でプレゼン・討論を通した交流活動を行った。

来年度の活動計画

2022(令和4)年度も引き続き、地域機関(大学、行政機関、団体・企業)と連携し、SDGsの視点に基づくテーマについて探究活動(講演会の実施、個人・グループ課題研究)を行い、学校全体でESDを推進する。国際理解教育については、発展途上国からの外国人留学生と英語を使用言語として交流活動を行うほか、2021(令和3)年度秋に交流協定を締結したベトナム国家大学ハノイ校自然科学高等学校と環境問題等、自然科学分野の協働学習を実施したいと考えている。