2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, その他の関連分野

本校は、「みんなの笑顔を実現する学校」を学校理念として、ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野※1を通して社会に貢献する力の育成を目標とした。
2022年3月28日には中学生と高校生のスポーツ交流として、プロのトレーナーを招へいしてメンタル講習会を実施した。茨木市内の中学生50名、高校生20名が対面、リモートのハイブリッドで講習を受講してケガのない安全で効果的なトレーニング方法を学習した。
2022年7月15ー19日には5校の高校生33名が第14回東日本大震災復興支援高校生ボランティアとして気仙沼での支援活動を行った。出発直前にコロナの第7波が襲来し当日は大阪府下で感染者が15,000人を突破、近隣の学校では感染者、濃厚接触者が100名を突破するという状況のもとでの出発となった。帰阪日以降は府下の感染者が22,000人を突破し過去最高を3日連続で更新するという状況であった。当初の高校生40名から当日までに7名がキャンセルという状況であったが、1週間前から期日中の体温調査を徹底するとともに、感染防止対策を徹底したおかげで期日中の発熱者・感染者をゼロにすることができた。出発日から宮城県南部は集中豪雨に見舞われたが気仙沼を含む県北部は幸い雨量が少なく現地初日の予定が遅延しただけで3日間の活動は予定通りに実施することができた。
現地1日目は気仙沼市の津波震災伝承館の見学の後、大島でカキ養殖場近くの海岸に山積みになっているワイヤーを次の津波に備えて山の上に異動させ、ワイヤーの太さごとに分別して保管するという作業(1ページ目の写真参照)、同2日目は陸全高田の津波伝承館の見学の後、大谷地区で津波以来の護岸工事で海で遊ぶことがなくなった気仙沼の子どもたちが海で遊べるようにビーチクリーニングを行った。津波で海に流された家財道具や衣類が海岸に流れ着くため、非常に重要な作業であった。現地3日目は気仙沼高校との高校生交流を行った。
以上の活動を9月の文化祭で展示発表し、学校全体に発信することができた。
※1【ユネスコスクールが重点的に取組む3つの分野】①地球市民および平和と非暴力の文化
②持続可能な開発および持続可能なライフスタイル ③異文化学習および文化の多様性と文化遺産の尊重

来年度の活動計画

2022年12月 小学生スポーツ少年団16団100名と3校の高校生70名のスポーツ交流(済)
2023年3月 小学生スポーツ少年団16団100名と3校の高校生70名のスポーツ交流
2023年7月 第15回東日本大震災復興支援高校生ボランティア
8月 地域における防災の文化活動(河川氾濫の模様を歌った歌唱の掘り起こし)
2023年9月 北摂つばさ高校文化祭 気仙沼ボランティアの報告
2023年12月 小学生スポーツ少年団16団100名と3校の高校生70名のスポーツ交流