2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

国際理解, 福祉, その他の関連分野

本校は、「豊かな心と健やかな身体を持ち、向上心と意欲にあふれ、自他を尊重する生徒を育てる」を学校教育目標として、ESDを自己の生き方を考え、地域と環境について考える機会と捉え、ESDの実践を通してより良く生きる力の育成を目標とした。

具体的には、①福祉と共生に係わる活動、②進路と職業に係わる教育、③国際理解に係わる学習を行った。

① 福祉と共生に係わる活動

第1学年では、「福祉体験」では、高齢者や聴覚視覚者障害の疑似体験、車いす体験、そして車イス・バスケットボール選手の方からの講話を通して、障害がある人の現状と生き方について考えることができた。また、これらの体験を新聞にまとめることにより、自分の考えを表現することができた。

② 進路と職業に係わる教育

第2学年では、進路と職業に関する活動として、職業人に話を聞くとともに実際に職業の現場で体験学習をする「キャリア体験」、進路学習として高校調べや「高校の先生に話を聞く会」を実施した。職業人の話を聞いて、仕事に対する姿勢などを学ぶ良い機会となった。また、働くことの大変さや社会人としての心構えなどを学習することができ、職業に対する関心が高まった。

③ 国際理解に係わる学習

第3学年では、修学旅行を国際理解学習の一環とし、自分たちの住む日本の伝統を改めて見直すとともに、古都京都のさまざまな姿に触れた。また、外国の方との国際交流会を開催し、相手国の文化等を学ぶとともに、外国の方に日本や地元金沢のことを知ってもらう活動を行った。あらためて自国や地元地域の文化を見つめ、日本人であることを自覚する良い経験になった。

来年度の活動計画

来年度も引き続き①福祉と共生に係わる活動、②進路と職業に係わる教育、③国際理解に係わる学習を継続して行う予定である。1年生の福祉と共生に関しては、今年度同様に福祉施設の訪問などを行いながら、福祉についての関心を高めていく。2年生の進路と職業では、外部の機関を活用しながら、さらに職業や進路についての関心を高めていく。3年生の国際理解では、修学旅行や国際交流会の中で金沢に関する学習を積極的に取り入れていくことで、国際都市金沢の役割を考える活動も予定している。