2021年度活動報告
本年度の活動内容
生物多様性, 環境, 文化多様性, 国際理解, 福祉
本校は、「社会で自立し共生できる生徒」を目指す生徒像とし、キャリア教育とESD理念の双方を意識した教育活動を行っている。また、「ダイバーシティ留辺蘂ハイスクール」の理念のもと、SDGsの理念と関連付け「誰一人取り残さない教育」を目指し、生徒一人ひとりのニーズに応えられるよう、教育活動にあたっている。
総合学科として「国際」と「福祉」の2つの系列、そこから「国際理解」「環境」「福祉」「保育」「ビジネス」の5つのグループを展開し、自らの進路実現に向けて主体的に学ぶことができる環境を整えるとともに、他者との関わりの中で学ぶ協働的な学習の機会を設定している。
また、各教科・分掌・年次・特別活動等で、年間のESD取り組み目標及びSDGsの項目を柔軟に取り入れ、実践を行っている。学期末に振り返りアンケートを実施し、その結果を教職員全体で共有することで、更なる活動の充実を図っている。
今年度は、次に挙げるような活動等を行った。
①福祉・家庭科に係る学習
るべしべの白花豆クラブと連携し生徒達が栽培・収穫方法を体験することで地元特産品の魅力や農業に携わる人々との交流を深めた。
②環境に係る活動
今年度より学校設定科目「自然環境研究」において養蜂を始めた。環境指標生物であるミツバチを飼育することでSDGsに基づく環境の基礎についての学習を行った。
③国際理解に係る学習
北見市の魅力づくりをテーマに、姉妹都市であるロシアポロナイスク市との提携50周年を祝うイベントのため、地元のJAと連携しタマネギを使ったレシピを考案した。
来年度の活動計画
各教科の年間指導計画にSDGsの項目を盛り込むことで、教員と生徒がともに同じ目標のもと学習活動を推進していく。また、年2回振り返りを行い、実践状況を確認していく。
地域との交流と観点では、市内の幼稚園・保育所、社会福祉協議会やまちづくり協議会、JAやNPO法人の方々と連携を図り、地域に密着した多様な教育活動を実践していく。
コロナ禍の中実施できなかった北見工業大学から留学生を招き、自国の文化等について講義をしていただくなど異文化交流を進めていきたい。