2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

世界遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 福祉

本校は国際理解教育の活動の柱として、「地球規模の視野で考え、地域視点で行動する」力の育成に努めている。具体的には、KEEP(Kamiko English Education Project)と英語科が中心となり、①国際理解に係わる活動、②異文化理解に係わる活動、③国際貢献に係わる活動、④海外研修に係わる学習を行った。

①国際理解に係わる活動(英語科)
ア)JNNE主催の「世界一大きな授業」の実施:1・2学年を対象にALTが概ね英語で授業を展開した。SDGs目標4「質の高い教育をみんなに」をテーマに、非識字者の疑似体験をさせ教育の重要性を実感させ、最後に教育問題の解決に向けたディスカッションをさせた。
イ)JICA北海道職員による講演の実施:JICA職員として海外への派遣経験がある講師が体験談や今後のグローバル社会で求められる資質等について講話した。
②異文化理解に係わる教育(英語科・KEEP
 ア)ALTによる異文化理解授業の実施:ハロウィーンやクリスマスの時期にALT
祖国での伝統的な慣習を紹介し、それらを日本の慣習と比較した。今後は家庭科と教科横断授業を展開し、英語のレシピをもとにALTの祖国の料理を作るInternational cookingを実施予定。
イ)タイ王国Yupparaj WittayalaiSchool とのスカイプ交流の実施:KEEPに所属する生徒たちとタイ王国の高校生が、互いに学校や地域の特色についてプレゼンテーションをした。最後に英語での質疑応答も実施した。
③国際貢献に係わる学習(英語科・KEEP
ア)株式会社UNIQLO主催「“届けよう、服のチカラ”プロジェクト」の実施:事前学習として、株式会社UNIQLO社員の方が、服が持つチカラや発展途上国にいる難民の現状について授業した。事前学習後はKEEPに所属する生徒たちがポスターと回収ボックスを作成し、地域住民に子ども服の寄付を呼びかけた。また、町内の小学校において告知活動を実施した。
イ)日本ユネスコ協会主催世界寺子屋活動「書きそんじハガキ回収活動」(今後
実施予定)
④海外研修に係わる学習(地域の経済的支援による毎年5名の派遣)
ア)ニュージーランドでの海外研修の実施:事前研修では英会話講座の実施や各自の研究テーマに沿ったアンケートの作成を指導。事後研修では町内の小中学生を招き、英語と日本語を用いて研究テーマについて調査結果を報告させた。

来年度の活動計画

令和2年度の活動計画については、次のとおりである。

ア)国際理解に係わる活動
  JNNE主催の「世界一大きな授業」、教科横断授業
イ)異文化理解に係わる教育
ALTによる異文化理解授業
ウ)国際貢献に係わる学習
日本ユネスコ協会主催世界寺子屋活動「書きそんじハガキ回収活動」
株式会社UNIQLO主催「“届けよう、服のチカラ”プロジェクト」
エ)海外研修に係わる学習
上ノ国町の支援による海外研修派遣事業